概要
ゲーム実況者グループ「日常組」による動画シリーズ。2023年12月1日に第1話が公開され、翌年1月4日に公開された第18話で完結。そしてその最終話にて、次のシリーズが「マイクラ明晰夢」になる予定であることが明かされた。
世界観としては「マイクラ白昼夢」の正統な続編であり、さらに実在する羅生門にまつわる逸話や史実などが散りばめられている。また、今回も引き続き脚本を担当するトラゾーは前作に伏線があったことを仄めかしている。
あらすじ
ぺいんと・クロノア・しにがみの3人は、トラゾーが次に書く「夢枕」という脚本の取材旅行に誘われて京都の旅館に到着する。その旅館には、深夜0時以降は部屋の外に出てはいけないという"ルール"があった。しかし深夜うめき声が響き、トラゾーは物言わぬ体になっていた。そこに鬼の面の怪人が現れ、ぺいんととしにがみが斬られる。逃げきったクロノアもまた夜叉のような怪人に襲われ、時間が初日の昼まで巻き戻った――。
3人はまたしてもループする3日間の中で怪人の脅威に晒されながら、旅館の謎の解明とループからの脱出、そしてトラゾーの救出を目指す。
登場人物
ぺいんと・クロノア・しにがみ
日常組のメンバー。トラゾーに誘われて訪れた旅館で再び3日間のループに巻き込まれる。前作と異なり、最初はクロノアだけがループを認識していた。
トラゾー
日常組のメンバー。原稿の〆切に追われて自分の部屋に引きこもっており、3人にダイヤモンド会員の特典証を渡す。初日の夜に殺されて以降、ループによって何回も死ぬ羽目になる。ご馳走を満喫していた前作とはまるで対照的である。
メタ的な話にはなるが、日常組メンバー以外の登場人物は相も変わらず全員トラゾーが演じており、いよいよ演じた人物の幅がとんでもないことになってきている。
また、登場するトラゾーは(実際の人物としての)トラゾーが操作しておらず、座布団に固定されている。右クリックした者の方を向くという機械的な動作を見せるため、3人にクルクルされたりしている。
土屋(演:トラゾー)
旅館の番頭を務める中年の男。関西の方言と思しき独特な喋り方をする。「へぇへぇへぇ!」初見の3人からはナマズだのハゲだのとさんざんに言われていたが、やがて親しみを込めて「つっちー」と呼ばれるようになる。しかしやがて怪しげな言動を見せるようになり……。
三猿(演:トラゾー)
使用人の男。実は三兄弟であり「三猿」は苗字。別館に一郎、土産屋に二郎、食堂に三郎がいるはずなのだが、なぜか一郎の姿は見えない。
野分
料理長であり、また展示品の管理責任者でもあるという男。
???(演:トラゾー)
鬼の面に山伏のような服を着た謎の怪人物。夜に部屋から出ると、照明の明滅と太鼓の音と共に現れ、鎌を持って襲い来る。クロノアが一度撃退した際には一瞬、ある人物の姿を見せた。
ちなみに旅館内にも同じ面が展示されており、しにがみ曰く「未来のエビ」に見えたらしい。
???(演:トラゾー)
前作に登場した夜叉と同じ面を着け、刀を持った謎の怪人物。しかし服装が異なっている他、手足が見えず、浮遊するように動くなどの奇怪な特徴をもつ。クロノアを一度斬って以降、しばらく現れないが……。
用語
牡丹の間
ぺいんとたち3人が泊っている部屋。かつては隠し通路があったが、現在はリフォームされている模様。
紫陽花の間
トラゾーが泊っている部屋。牡丹の間の隣にある。
竹の間
追加料金を支払うことで部屋をアップグレードすると行ける部屋。天守閣のすぐ近くにある。
ダイヤモンド会員特典証
トラゾーが3人に渡した特典。茶室、天守閣、歴史資料室のいずれかに行ける。
ほら貝
温泉のチェストに入っていたほら貝。吹くと音が鳴るが、その効果は……?
瓦解
ループに巻き込まれた3人がまたしても得た力。右手を心臓の位置に当てることで空間が歪み、かつてその場所にあった思念が流れ込んでくる。
ゲーム中では、「瓦解」という青白い放射状のアイテムを持つことで、奇怪な色の床が光って見えるようになる。その状態で床に対して「瓦解」を使うと、中に本が入ったチェストが出現する。
ただし使う度に体力が一定量(ハート3つ分)減ってしまう。体力はループによっても減少するため、瓦解の使いどころが重要である。
ハクジツ様の像
クロノアが巨大な門の下で瓦解をした際に手に入れた像。ある特殊かつ強力な効果を所持者に授ける。