マチコ先生
まちこせんせい
アニメ版CV:吉田理保子
マチコ先生とはまいっちんぐマチコ先生の主人公。フルネームは麻衣マチコ(まい まちこ)。
オープニングも含めて毎回乳房の露出があるという性質上PTAなどからの苦情が多く、1982年には京都で「マチコ先生に抗議する会」が結成されるほどだった。作者のえびはら武司は後に「友情の大切さを描いたつもりだったが、PTAに理解してもらうことは難しかった」と語っている。
マチコ先生に抗議する会結成と同時期に、近畿地方の放送局が広域放送局の読売テレビからテレビ大阪(大阪府域局)と奈良テレビ(奈良県域局)に放映権が移行したため、滋賀・京都・和歌山・兵庫の4府県では事実上放送が打ち切られてしまう。
このような中、同作に対する抗議行動として学研が発行していた全ての学習誌不買運動に発展、これを受け学研は原作を連載していた『少年チャレンジ』での連載打ち切りを決断した(その後チャレンジは休刊になる)。この打ち切りに伴い当初は講談社への移籍が検討されていたが、学研側からの慰留により見送られ『アニメディア』、『中2コース』にて連載が継続されるほか、小学生向けの「5年の学習」・「6年の学習」では学習記事の案内・説明役として登場している(後述)。
「学習」でのマチコ先生
当時発刊されていた学研の小学生向け雑誌・「科学と学習」シリーズの『5年の学習』、『6年の学習』での学習記事では案内・説明役として、マチコ先生やその他のキャラクターが連載されていた。こちらでは内容も教材を真面目に解説したものが多く、トレードマークの「まいっちんぐポーズ」すらほとんど登場せず学習雑誌という関係上お色気シーンもほとんどカットされている。
原作では天然ボケ気味だったマチコ先生が、こちらでは博識的な先生の設定であり、生徒に対しても言うべきことはしっかり言うなど、まさに教師としての真価を発揮している。ケン太をはじめとするクラス生徒も学級内の人間関係の良さこそ原作を踏襲しているが、温和かつマチコに多く質問するなどしっかりと授業を受けており、良いクラスであるのが大きな変更点である。
なお、「科学と学習」休刊後は、学研発行の学習漫画などでマチコは同じく案内・説明役として出ることが多く、学研看板キャラクターの一人として認知されているといえる。
まいっちんぐマチコ先生 学研 学研ホールディングス 女教師 理系女子
とんでも先生 - みなもと太郎がキャラデザインを務め、こちらもマチコ同様「科学と学習」シリーズで学習記事の案内・説明役を多く務め、学研看板キャラクターのひとりである。