マハ(.hack//sign)
まは
「・・・・・・・!」
ゲーム世界「the world」に閉じ込めれてしまった司の目の前に現れた謎のネコ型PC。
話すことが出来ないのかパントマイムのような仕草でメッセージを伝えてくる。(司には意思が伝わっているようで作中でもマハが喋らずとも理解している描写がある)
作中の序盤では何も分からない司をガーディアン、そして”母さん”(モルガナ)の元まで導いてくれたり、制御不能になりかけたガーディアンを制止したりと彼を助けてくれていた。
しかし、司が昴やミミル、ベアと交流していくうちに、現実に帰還する意欲を見せ始めたころにマハも態度を変え始める。そして、司が彼らに合いに行くのを邪魔し、彼の仲間達に対しガーディアンによる襲撃を仕掛けるまでになってしまう。
その理由はネコ型PC――マハの正体が、司をゲーム世界に縛り付けた元凶、モルガナ・モード・ゴンの眷属にして、その一つである第六相『誘惑の恋人』をPCに偽造したものだったからであった。
しかしマハ自身は司と交流していくうちに、彼に対する友情が芽生え始めていた。(そして司も父親に殺された捨て猫に姿を重ね、マハの事を大切に思っていた)
彼に貰ったエノコログサを片時も離さず、司が離反したことに激怒したモルガナにアイテムを消去されるまでずっと所持しており、その後も彼が閉じ込められた部屋で再びそれを拾っている。
そして最終的に司達を助けるためモルガナに反抗、彼らを襲っていた複数体のガーディアンの攻撃に割って入ってくる。その時、彼の所持していたエノコログサは立派に成長し、見事な穂をつける。
マハもそれに満足して司に感謝しながら、彼らを庇い、ガーディアンもろとも消滅した。
そしてそのあとにはエノコログサだけが残されたのだった――。
その後、モルガナにより記憶を無くした状態で新たな姿に無理矢理転生させられる。
そして、「彼女」は自身がモルガナ・モード・ゴンの眷属であることにも気が付かないまま「.hack//」のカイトやエルク達と交流し、やがて悲惨な末路をたどることとなる。