概要
マリアノ・リベラ(Mariano Rivera、1969年11月29日 - )。
1990年2月にドラフト外でMLB・ニューヨーク・ヤンキースに入団、2013年の引退まで在籍し、5回のワールドシリーズ優勝に貢献した。
主に抑えとして活躍しており、MLB歴代最多の通算652セーブのギネス世界記録保持者であり、史上唯一の得票率100%でのアメリカ野球殿堂表彰者である。
「95mph(約152.9km/h)で8インチ(約20.3cm)曲がる」、「バットをへし折る電動ノコギリ」ともいわれるカットボール(カットファストボール)を武器にする。投球の8割以上カットボールであり、現役中はほとんどこの球種しか投げていなかった。
2025年にニューヨーク・タイムズが、自身と教会が2018年に主催したチャリティーキャンプの会場で参加者の女性が年上の別の女性から性的虐待を受け、そのことをリベラ氏夫妻が隠蔽していたとして提訴されたことを報じた。
ファンの間では、事件が起きたのがリベラ氏が殿堂入りする前年のことであったことから、投票に悪影響が及ぶことを恐れて隠蔽に走ったのではないかとする見方もあり、このことから満票選出に関しても「記者側を脅したり賄賂を渡す等の不正行為を働いて自分に投票するよう仕向けていたのではないか?」という疑惑の声も上がり始めている。
勘違いされがちだが、リベラ氏夫妻が直接性的虐待に関与したわけではない。また、現時点では訴訟を起こした人物の詳細が明らかではなく、本当に脅迫があったのか断定できない状態にあるとのこと(かつてのバウアーのように金銭目当てで女性から訴えられたという可能性も捨てきれない)。