概要
ファミリーコンピュータ版『パロディウスだ!』のみに登場するキャラクター。
他ハード移植作品第1号となるファミコン版での開発に際して、ハード性能やソフト容量の限界、更にはハード供給元の任天堂が擁する審査団体『ファミコン倫理委員会』(ファミ倫)からの勧告などによる諸問題に直面して大幅な改変を余儀無くされた結果、ちちびんたリカの代役として登板した。
発売の為に苦肉の策を選んだ開発スタッフ陣も、この差し替えを嘆き「見したりぃな」(関西弁で「見せてあげなよ」の意)の思いをそのまま名前に起用して送り出したが、無難なデザインがアーケード版を知るプレイヤーから不評だったのは指摘するまでもない。
また、ファミコン版では巨大ボスが出てくるだけで処理落ちする問題点があったが、撃破可能な他のボスと違って通り過ぎるまで耐えるしかない為、この問題点を浮き彫りにさせた。
以上の点から、ファミコン版パロディウスだ!の問題点の象徴として、当時のゲーム雑誌からも槍玉に挙げられたらしい。
余談
パッケージのイラストではセミロングよりの髪型(後述の関連イラストを参照)だが、ゲーム本編では何故かお下げヘア(メイン画像を参照)になっている。
アニメ「ぱにぽにだっしゅ!」第15話で唐突に描写される家庭用ゲームのパロディシーンでは、五十嵐先生がコスプレする形でゲーム画面を含めて登場する。ちちびんたリカではなくあえてこちらを選ぶ辺り、スタッフのマニアックさがうかがえるパロディである。