ミドリフグ
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みどりふぐ
熱帯の汽水域に棲息するフグの仲間。鑑賞用に飼育される。
インド、インドネシア、スリランカ、タイ等に棲息する。最大で全長15センチほどの小型魚(飼育下では10センチを超える事は稀)。
雑食性であり、野生の本種は巻貝等の小型軟体動物、藻類等の植物質を食する。飼育下では生餌あるいはアカムシ(ユスリカの幼虫)等の冷凍餌を好むが、ごく初期の頃から固形配合飼料に慣れさせれば人工飼料でも飼育可能。
硬い餌を噛み砕く摂餌行動に適応して歯の成長が非常に早く、伸び過ぎると摂餌が困難となる。予防するには歯の先端を切る必要がある。飼育する時は水槽にサンゴの小片を入れておくとそれを齧り、歯の伸び過ぎを防止できる場合がある。
他のフグ同様に毒を有しているが、他の種類とは異なり肝臓に毒はなく、皮膚に毒が集中している。
しかし、下記の通り食用に使われない為か毒性の詳細は明らかになっていない。
ごくたまに勘違いする人がいるが、ミドリフグは食用ではない。
あくまで用途は観賞用なので食用として出回る事もないが、万が一にも食べようと考えている人は毒性に注意されたし。
ミドリフグは丈夫な魚なので一か月かかる生物ろ過バクテリアの安定まで耐え飼育できる個体も多い。但し、多頭飼いすると仲間の鰭を齧る悪癖がある為、単独飼いが望ましい。
飼育は20L以上、推奨60センチ水槽で単独飼育と、それなり(初期費用約2万円)の設備が必要。
ゲーセンの景品に多いのは、タダ同然で卸される為。
因みに殆どのゲーセンの景品には、虚偽の内容が記された飼育法説明書が付いている。景品として入手した場合は注意されたい。
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