概要
『サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY』に登場する、異世界の下級神たち。元々主人公たちが冒険する世界とは全く別個の世界「ミューズの園」の住民であり、それぞれ専用のテリトリーを持っている。
経緯
知り合うと、「ミューズポイント」と呼ばれるもの(ゲーム内での使い方としては通貨に近い)を手に入れられるほか、各戦闘を評価してポイントをどんどんくれるありがたい存在。ミューズポイントは、彼女たちにとって上級神であるモイライから連携に必要な「糸」を買う為に必要になるため、連携を使って戦うならば彼女たちの協力は不可欠である。
一定以上の評価が累積したメンバーは主人公たちを気に入り、戦闘中にランダムで援護をしてくれるようになる。思わぬ追撃や回復などで戦況が一気に有利になることもあるので、評価されることに損はない。どうしても評価されるのが難しいメンバーには、アイテムをプレゼントして——いわば賄賂でなんとかしてしまうのも1つの方法である。協力は断ることもできるので、よく考えて決めることが出来る。
メンバーたち
カリオペ
好きな戦い方は瞬殺。颯爽と現れて速攻で一掃する戦い方をする人に憧れている。援護を頼むと、ピンチの時にHPを回復してくれる。中々出現しないという苦情が多く寄せられがちだが、ピンチにならなければ絶対に来ないので、当然である。先制攻撃なら、さらに高評価。殺られる前に殺れとはよく言ったもの。
エウテル
(▲上記のイラスト右側のキャラクター。)
好きな戦い方は多彩。シリーズでも極めて稀な「人間型の機械」であり、多種多様な武器などを使えば使うほど高評価になる、考えようによっては好奇心の塊。援護に来ると主に攻撃をしてくれるが、その性能はかなり極端。一生退屈を知らなさそうなバクチっぷりを見せてくれる(さすがにパーティにリスクが降りかかることはないが)。
ポリニア/メルメネ
上記イラスト左がポリニア。好きな戦い方はオーバーキル。序盤の雑魚敵を大火力で屠ろうものなら大喜びというアグレッシブな性格。援護に来ると強烈な物理攻撃をしてくれるが、彼女が振るう武器を前にすれば、たとえ敵が武器攻撃に強くとも、そんなものは関係ない。避けようとしても全くの無駄で、どんな敵も逃がさない。
上記イラスト左がメルメネ。好きな戦い方はガード。ポリニアとは双子であり、対照的に守りが大好き。耐性・盾ガードといった、敵の攻撃を防ぐことを高く評価する。援護も同じく敵の攻撃を大幅に軽減させてくれるものであり、窮地で発動すれば九死に一生を得ることもあるかもしれない。ポリニアとは同室だが、評価は別々。その辺、双子でもしっかりしてるようだ。
レイオー
好きな戦い方は回復。ボス戦で欠かせない回復行動を評価するため、普段彼女の評価を高めるのはちょっと難しいか? 援護は味方強化であり、敵を攻撃したりしないあたり心優しいのだろう。「癒してくれる人、だぁいすきですの」という科白があるが、システム上の関係で「貢いでくれる人、だぁいすきですの」という黒化ネタが発売直後に速攻で作られた。
タレイア
好きな戦い方は補助。初対面で、何者かに操られていたとはいえ、主人公たちを戦闘力の全くない虫に変化させたとんでもない能力の持ち主。敵を状態異常にしたりする技巧的な戦いを好み、援護に来た時の効果が「敵の耐性剝がし」というこれまたとんでもない効果をもたらしてくれる。ある意味、本作最大のチートと呼べるかもしれない。
レプシラ
好きな戦い方は苦境・白兵戦。他人をいたぶるのが好きだが、限度は弁えている。苦戦の中で勝利を掴むことを好むため、戦闘不能者がいると評価が高くなるため、最初から戦闘不能者をつくっておけば彼女の目をごまかす事は簡単。援護では白兵戦を仕掛け、いずれも強力無比だが、いたぶることに限度を知っている性格を忠実に反映させたため、絶対にとどめを刺すことは無い。
アレイト
好きな戦い方は魔法。本作の仕様として、ダンジョンでは多数の敵が一気に襲ってくることが多いため、最低でも1グループに効く魔法攻撃は使いやすく、メカでもない限りは評価を得やすいメンバーだろう。援護も忠実に魔法攻撃。極端な効果はまったくないが、良くも悪くも扱いやすさでは全ミューズの中でも高い。
ウラニア
好きな戦い方は連携。したがってその性質上、GB版のプレイスタイルでは絶対にメンバーに加えることができないキャラクターである。彼女に関しては例外的に直接パーティに加えることも可能で、通常のNPCがいない間だけ仲間に加わってくれる。まだ赤ん坊であるが、援護でもパーティ加入でも、敵を一掃させる強烈な即死魔法をデフォルトで備えている。その正体はなんとスライム族であり、スライム系がマスコットキャラクターとして確立された本作らしい位置づけと言えるかもしれない。