この記事には第133話以降のネタバレが含まれます
概要
女性エルフの大魔法使い。
現存する3人の大魔法使いの内の1人。133話の時点で既に故人。エルフであることから少なくとも4桁歳であったと思われる。
南側諸国に終わりなき戦乱を齎(もたら)したことから「大逆の魔女」の異名を持つ。
133話にて影なる戦士たちの密談内で初登場。
「指揮官のレーヴェは本当にゼーリエを暗殺することができると思っているのか」を話し合っている際に、彼らの内の1人がそれに足る証拠としてレーヴェから預かった聖杖の証を見せたことで彼女の存在が判明した。
会話の時点から20年前に辺境の名も無き戦士に討ち取られており、この戦いは世間的には相打ちだったといわれている。しかしレーヴェがミーヌスの聖杖の証を持っていたこと、回想内の顔の火傷の痕がレーヴェと同じであることから、この名も無き戦士はレーヴェである可能性が高い(確定はしていない)。
聖杖の証と3人の大魔法使い
この項目の一部は推測を含みます
聖杖の証
そもそも作中における大魔法使いとは、その証である「聖杖の証」を持つ魔法使いのことを指す。そのため聖杖の証は「見る人が見れば、持ち主が大魔法使いだとわかる代物」とのこと(公式ファンブックより)。
証自体はそれなりの年季が入っているようで、魔王討伐時代のヒンメル一行やフェルンたちはそのことを知らない様子。
初登場から永らくいつの時代の誰が、何のために作ったものなのか不明であった。しかし第128話にてラントとユーベルの会話から帝国に「聖杖法院」という組織(特務機関?)があることが判明した(実際はその存在自体があくまでも噂だが、同時に挙げられている影なる戦士は存在しているのでこちらも存在していると思われる)。そのシーンでは名前だけでなくその組織の紋章と聖杖法院を代表する魔法使いと思われるシルエットも描写されている。
このシーンの紋章と聖杖の証が同じような図柄であること、また単純に名前的にも聖杖の証は聖杖法院から渡されたものであると思われる。また、シルエットからその人物の種族がエルフであることはほぼ確定、人物に関しては第69話で登場したミリアルデである可能性が高い。
※細かく見るとシルエットは右目に髪がかかっているように見えるので別人とも思えるが、第133話時点ではミリアルデが一番近いシルエットである。
ミリアルデは第69話にてフリーレンと回想内で会話していた女性エルフ(の魔法使い)で、非常に無気力なのが特徴。回想内のフリーレンの服装やミリアルデが「この里に来る前に〜」と話していることから、このシーンはフリーレンがフランメに助けられる前に住んでいたエルフの里での会話で、1000年以上昔の回想だと思われる。
フランメはフリーレンを助けた際に「全滅だ。女子供も皆殺し」と言っていたことから、ミリアルデはこの時点で既に亡くなっており、シルエットはミリアルデではない可能性がある。逆に明確にそれが描写されているというわけでもないので、逃げ延びているか襲撃の前に里を去っている可能性もある。
いずれにせよ、今後の展開待ちである。
3人の大魔法使い
現存する3人の大魔法使いはゼーリエ、ミーヌス、そしてフリーレンであると思われる。
最後の1人に関してはフランメの可能性もあるが、「現存」ということで比較的最近のことを指していることから約1000年前に亡くなったフランメは入らないと思われる。
ゼーリエは言わずもがなであるが、「ゼーリエを倒せるかどうか」の話で3人の内の1人であるミーヌスがでてきているので、まず間違いないと思われる。聖杖の証に関しては未確認。
フリーレンについては、大魔法使いの証たる聖杖の証を持っていること、第45話にてゼンゼの「彼女は聖杖の証を持っていたらしい」に対してゲナウが「・・・最後の大魔法使いか」と言ってることから大魔法使いだと思われる。
また、ゲナウに「"最後の"大魔法使い」と言われていたことから、大魔法使いが3人いること自体は認知されていたものの、最後の1人が永らく不明であったこと、フリーレンがゼーリエの結界を破ったことでそれ相応の実力者であるとわかったことによって、最後の大魔法使いがフリーレンであると判明したと推測できる。これに関して、フランメの「歴史に名を残そうなんて考えるな」という教え(遺言)を彼女の死後もきちんと守っていたことが窺える。
なお、フリーレンとミーヌスともにいつ聖杖の証を手に入れたのかは不明。
余談
- ミーヌスによって齎された戦乱によって南側諸国出身のフェルンは戦災孤児になったと思われる。
- 名前の由来はドイツ語で「マイナス(負)」を意味する『Minus』。