はじめに
ムーミン化とは、既存のキャラクターをトーベ・ヤンソンの『ムーミン』シリーズに出てくる「ムーミン・トロール」の姿のように描くことでる。
Twitterの「#ムーミン化したキャラにそのキャラのセリフ喋らせて2コマ目でアップにすると漫画的に大抵どうにかなる」と言うハッシュタグによるイラスト投稿により、pixivでも投稿数が増えた。
pixivのタグは文字数制限があるため、省略して「ムーミン化」が多く使われている。
「ムーミン化」のイラストの大半が、そのハッシュタグのイラストであるが、中には関係なくムーミンの姿で描かれたものも見られる。
経緯
油朝氏による元ツイート(2014年2月16日)
#ムーミン化したキャラにそのキャラのセリフ喋らせて2コマ目でアップにすると漫画的に大抵どうにかなる
これを受け、Twitter上ではキャラをムーミン化した2コマ漫画が大量にアップされちょっとしたブームとなった。
また、Twitterのハッシュタグという性格のためか、出回るうちに伝言ゲームのように当初の趣旨から外れ、
1コマ目にセリフが無かったり、2コマ目にセリフが加わったり、3コマ目が増えたりといった事態にも発展した。
(元ツイートをよく見ると、タグ作成者自身が既に2コマ目を改変しているので、仕方がない面もある)
その後、いつものようにpixivでも流行ることとなった。
なお、同氏による「#ムーミン化したキャラにそのキャラのセリフ喋らせて2コマ目でアベさんにすると漫画的に大抵どうにかなる」は、誰ひとり描く者が現れなかった模様。
ちなみに、2014年は原作者のトーベ・ヤンソン生誕100周年にあたる年であったが、おそらく何も関係ない。
概要
「2コマ目でアップにすると漫画的に大抵どうにかなる」とあるが、
実際は既存のキャラをムーミン化した1コマ目の時点でほぼネタは完成している。
ムーミン体型になることの可笑しさと見た目のキュートさ、
元キャラ&セリフを知っているという共有感とニヤリ感、
「そもそも何故ムーミンなのか」という根源的な疑問と恐怖、
これらが同時に襲ってくるわけである。
早い話が「出オチ」である。
ムーミン愛好家の主な反応
昔からのムーミン好きは、この突然のブームをどう思ったのか。
ひとくちに「ムーミン愛好家」といっても、
「ムーミン好きにはたまらない!」
と手放しに歓迎する者、
「面白いけど、ムーミンタグがパロ絵だけで埋まるのはちょっと…」
とやや難色を示す者、
「これをきっかけに、ムーミンファンが増えてくれると嬉しい♪」
とポジティブに期待する者、
「大抵髪が生えてるから、正しくは『スノーク化』だね」
と冷静に分析する者、
「ネタの内容よりも、いかにあの魅惑のフォルムを殺すことなく描いてくれているかに注目している」
とムーミン体型の再現性にこだわりを持つ者、等々、反応は様々である。
関連イラスト
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ムーミン化したキャラにそのキャラのセリフ喋らせて2コマ目でアップにすると漫画的に大抵どうにかなる