概要
ベルゼニア帝国第三皇女。しかしそれに似合わないほどの好奇心旺盛でじゃじゃ馬姫として知られている。
こう見えても二十二歳。
五人兄妹で末っ子なためか兄と姉、親によく可愛がられている。
配下であるコンチータ男爵に好意を持っているが、相手が既婚者であるため半ば諦めている。そのため自分の兄の妻であり、義姉であるユフィーナがカーチェスと不貞関係になっていることを羨んでいた。
グミナ=グラスレッドが誘拐された事件の報告を聞いたことが始まりで事件の発端やその他の女性行方不明事件の調査をし、犯人が誰であるかを探っていた。
その間にユフィーナが誘拐されたことで更に熱が入り、今度は一人で元々怪しいと目をつけていたヴェノマニア家の屋敷に赴き、彼女の推理に明確な証拠はないが、ヴェノマニア公が犯人であると突き止めることが出来たが……
結局彼の魅了の術に負けてしまい、ハーレムの一員になってしまった。
ヴェノマニア公がカーチェスに討たれたことで術が解け、逃げ出すことに成功した。が、後になってヴェノマニア公の子を妊娠していたことが発覚し、周囲の反対に押されながらも出産した。
彼女の子は皇族の者とは認められなかったため、悩んだ末に子宝に恵まれなかったコンチータ夫妻に託し、コンチータ家の娘として育てられた。
この子供が後世のバニカ=コンチータやジェルメイヌ=アヴァドニアの先祖となった。