概要
アスモディン地方にある農村アビト村に住む十八歳の女性。
村の入口にあった用水路に捨てられているところを養父母に拾われ大切に育てられていたが、 彼女は他の者と違って日常での簡単なことさえ出来ないという点があり、また心が子供のまま成長してしまったことで周りからも煙たがられていたが、いつか自分を迎えに来てくれる白馬の王子様がいることを信じて生きていた。
ある日の夜に水瓶を運んでいた先でヴェノマニアが半悪魔化した状態でルカーナを魅了で堕としているところを偶然見てしまい、そのまま村に逃げたが誰にも言わないでいた。しかし犯行が暴露されることを恐れたアイアールがミクリアの所在を調べたため、彼女を攫うためにヴェノマニアがアビト村を訪問しに来たことでミクリアは恐れないどころか長年の夢が叶ったと思い、彼の魅了すらそのまま受け入れて(?)しまい、ハーレムの二人目になった。
彼から与えられる愛情に満足はしていたが、悪魔の力を暴走させないようにするための犠牲にされていく女性の話を聞く内に次第に彼を恐れるようになる。
彼女の体内には怠惰の悪魔が宿っており、実は悪魔の魅了を跳ね除けていたことが怠惰の悪魔によって発覚する。(また猫状態のアイアールの言葉も理解出来る恩恵も知らずに授かっていた)
彼女自体はその存在すら全く気付いておらず、彼女の中にいる怠惰の悪魔の存在に気付いたアイアールが作った新たな器である『クロックワーカーズ・ドール』に移ったことでそれを認識できるようになった。
カーチェスがヴェノマニアを討ったことで魅了の術が解けた女性達に紛れて村まで逃げ帰ったが、彼の子供を妊娠していたことが判明し出産する。後に赤子を連れて村を飛び出し行方不明になるも、その一年後に彼女がラサランドの娼館の娼婦として生きており、周りの客に可愛がられているところを目撃されている。
フリージス童話『プラトーの花』ではミクリアはエルフェゴート国にあるメリゴト高地にある町カルガランドで花売りとして生計を立てていたところを当時の領主だったギルベルト=カルガランド伯爵に見初められ、まわりの者に祝福されながら身分違いの結婚を果たして夫婦となったようだが……。
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ネタバレ注意
実はミクリアは赤子を出産して間もない頃にエルルカに看取られながら若くして息を引き取っている。なので『プラトーの花』に登場する花売りのミクリアは本人ではない。
そしてその正体は………。