概要
楽曲『ヴェノマニア公の狂気』、『グラスレッドの肖像』に登場するキャラクター。
グラスレッド公爵家の一人娘でサテリアジス=ヴェノマニアの婚約者。
サテリアジスは彼女に好意を持っていたが彼女自身は彼のことを内心嫌っていた為に婚約を破棄しようとしていた。
あることがキッカケでサテリアジスが暴走し、彼女を攫い、ヴェノム・ソードの力で彼女を洗脳させたことにより、ヴェノマニアハーレムに加えられた。
絵を描くことを趣味としており、その出来は素晴らしいという。
ある絵を描いてしまったことによりサテリアジスの憎しみを増幅させてしまうことになるが………………
ネタバレ注意
幼少の頃、彼女はサテリアジスとケルビム(本物のサテリアジスの異母兄で後に彼に成りすます)と仲が良く、町におりては遊んでいたほどである。
サテリアジスもケルビムもお互い彼女に好意を持っていたが、ケルビムは自身が持つ顔の腫瘍にコンプレックスを持っていたために彼女と異母弟との婚約が決まった後も諦めていた。
しかし彼女は元々親の決めた婚約を良しとせず素直に従うのも嫌っていた。そのことを知ってしまったサテリアジスは落胆するが彼女とケルビムの仲を疑い始め、彼の暗殺を企てていることを知った彼女はそれを防ぐためにあえてケルビムに罵倒をしたがかえって彼の暴走を招いてしまい、ヴェノマニア家殺人事件のトリガーとなった。
洗脳された後もケルビムの顔が忘れられず、絵に描き続けたことでヴェノマニアになりすましたケルビムには焦りを持たせてしまっていた。(そもそも大罪の器の力でケルビム自身も自分がケルビムであることを忘れていたためなんとも言えない皮肉である)
「ヴェノマニア事件」後は洗脳がとけ、醜聞を嫌がった家族と共に隣国のエルフェゴートへ亡命。エルフェゴート王室の文官として勤め始め、宰相の座へ登りつめたらしい。
『悪食娘コンチータ』では彼女の子孫がベルゼニア帝国のコンチータ公爵家に嫁いでいる。つまりグミナもバニカ=コンチータやジェルメイヌ=アヴァドニアの先祖にあたる。
………彼女がケルビムに対してどのような思いを抱いていたか悪ノP曰く「彼女はただ、寂しげな笑顔を見せるだけだった」。