メルク包丁
めるくぼうちょう
グルメタウンで初登場。グルメデパートの5階 調理器具のコーナーのショーケースに並べられており、小松は20万円を下ろしたがいずれも高くて購入できなかった。
種類によっては使用に免許が必要な程危険な切れ味を誇り、下手に素人が使って大怪我した話をよく聞くという。事実ナイフで受け止めたトリコの手や刃が落ちる目の前に居た二代目メルクの右頬に傷を負わせ、そもそもメルクの家の壁や床には無数の傷跡がある。
主な使用者はグルメタワー最上層階の七つ星料亭「ガッツ」のオーナーのルルブー、グルメ横丁の八つ星のホルモン焼き「土竜」の店長ゆうじ、魚奇の板前である力也といった初代メルクの常連達。
本来は材料の調達からメルク自身が行うのだが、二代目には初代程の戦闘力は無く彼女のコンプレックスの一つとなっている。
砥石は荒砥、中砥、仕上砥全ての役割を果たせる天然の「グラデ砥石」を使うが、初代はメルクの星屑で砥いでいる。
千徳包丁
捕獲レベル50ワーナーシャークの歯が原料。
数千種類もの食材を自在に切れる包丁界のオールラウンダーで、一本500万円。
研ぐ前の時点で落ちただけで髪の毛が切れ、石の床に突き刺さった。
黒小出刃包丁
百合牡蠣の貝が閉じてる状態のまま隙間から捌ける唯一の包丁だという。
蘇生牛刀
スモーククラゲを一定のスピードで切って臭みが出ないよう調理できる。
乱中華包丁、無限ペティナイフ、羽衣薄刃、一刀柳刃、八色出刃、パワー菜切り包丁、
詳細不明。前述の千徳包丁と合わせて小松はこれらの包丁を使い、調理する事で二代目を励ます事に成功した。
エアを捌く包丁
初代メルクがアカシアのサラダ「エア」を捌くべく一龍から製作依頼を受けた。
大量のメルクの星屑と永い年月が必要で、初代が引退を決めるきっかけでもある。
初代の仕事場にある巨大包丁よりも更にデカい。
実際はエアそのものではなく、エアの実の成長を遅延させるのろま雨の丘の空気(Air)を捌くための物だった。
小松の包丁
首領ドングリを切ろうとして折れた小松の包丁を竜王デロウスの牙と共にメルクの星屑で砥いだもの。
数千度で熱しても変形せず、ハンマーで鍛造ができないので少しずつメルクの星屑で何日も削り、元の包丁を熱して柔らかくし、ハンマーで打ち素材の粘り強さを鍛えながらデロウスの牙と接合した。
軽くひと振りするだけで山が割れ、小松が握り締めるとデロウスの幻影が現れて猛獣が畏怖するほど。