概要
海の女神「ポセイドン」の加護が込められた帽子を被ったマーメイドの一種。
原種の「マーメイド」と似た姿をしているが、鰭の形が異なり、丸みを帯びたハート型にも見える形状をしている。
マーメイド同様、人間に対し友好的で、温厚で控えめな傾向があるマーメイドと異なり積極的。「マーメイド種で最も好色」と言われている。
「頭の中までピンク色」と言われるほどだが、相手を見つけるとその相手一人にゾッコンになる。
結婚したメロウは夫にポセイドンに加護された帽子を預ける。この帽子の加護はメロウたちが海で暮らすために必要な力を帯びており、帽子からの加護の供給無しではメロウは魔力をなくし、泳ぐことすらままならない。
既婚のメロウは夫との性交で得られる精でもって、活動に必要なエネルギー源を補うようになる。
彼女にとって帽子を預けることは大きな信頼と夫と離れたくないという愛情の現れに他ならない。
メロウの血には原種のマーメイドのそれと同様、飲んだ者の寿命を大きく伸ばす効果がある。
メロウは他種の魔物娘との物々交換に自身の血を用いる他、ちょっとした恋バナを聞いた謝礼代わりに気軽に差し出すため、魔物の世界ではメロウの血はけっこう流通している。