「一生ついてくよガチゴリラ(泣)」
人物
ボンドの同級生。11歳。フルネームは「金尾モツオ(かねおもつお)」。
家はお金持ちでちょくちょく鼻にかけたりする嫌味なやつだが、根は優しい。と言うか、嫌味な面は自分の優しさを隠すための照れ隠しの様なもので、実際には親友の一人であるガチゴリラと並ぶほどの聖人。また、町のイケメン4人組「バミュ4(フォー)」の一人であるらしく、バレンタインデーにはたくさんチョコを貰っている。
ガチゴリラと共によくボンドをからかうように現れるが、実際には二人してボンドを助けたり、本当に遊びに誘ったりするために現れるだけで、普通に良い友人関係を築いているだけ。
所有するオーダーメイドのメイコの事を大切に思っておりそのメイコ自身からも信頼されている。
ガチゴリラとボンドをからかう(という名の愛情表現)をするときには、セリフ枠外でも一言喋ることが多い。
金持ちなだけに作中では金に糸目をつけない様子を見せるが、ボンドの誕生日には彼の生まれた年のワイン(20歳になったら一緒に飲もうという事)をプレゼントする。町の霊園での肝試しの際には町の為に専門業者の格好をする。等、基本的に人の為になる金の使い方をする。
また、セレブであるが為かジャスティン・ビーバーやレディー・ガガと言った海外の有名人とも交友を持っており、Twitterのフォロワー数もずば抜けている(だが本人にとってはボンドとガチゴリラが一番の友人である)。
成績は学年1位を維持、さらに全国模試でも1位を取るほど優秀、第148話で一日分の脳を使い切って千桁以上のRSA暗号を暗算で解読し、パスワードによる幻の部屋のロックを解除するほどだが、その成績を維持しているのは父親(CV:坂本頼光)との約束のため。
本来であれば海外のエリート学校に行く予定だったものの、「親友であるボンドとガチゴリラと一緒に学校を卒業したい」という彼のたっての願いで、成績維持を条件にバミューダ小学校に通うことを許されている。
卒業後は海外の学校に行くことが決まってしまっているため、ボンドとガチゴリラと過ごす時間は1分1秒も無駄にしたくないという理由から8時から19時までの11個の習い事(+昼食休憩)をすべて半分の時間で終わらせてリスケしたうえで約束の時間に2人と遊ぶなど、親友2人への愛情と信頼はとても強い。
過去
実は3年前までは今とは違いかなり荒れており、クラスの嫌われものだった。
元々は現在と同じく同じ学年の子供達と友人関係を築いていたが、成績優秀かつお金持ちである故に彼らからは「勉強を教えてもらえる」「仲良くしていればレアなカードやおもちゃをもらうことができる」といった家柄の良さを利用されているだけの関係に過ぎず、陰では「なんでもできて金持ちでモテて鼻につく」「優等生ぶっていてムカつく」といった陰口を叩かれており、そのことに気づいてからは孤立するようになってしまった。
その後は同じくクラスで孤立していたガチゴリラとつるみ、周囲からは「悪童」のレッテルを貼られていた。
(他には「裏社会を牛耳る闇ブローカー」という噂もあった)
転校してきたボンドに話しかけられても「とっととうせろ」と即答するレベルでひねくれていたものの、それでもめげずに話しかけてくるボンドを鬱陶しく感じ「ツチノコを捕まえる」と言って彼を一人で山の中で待たせるといういじめを行う。
しかしボンドは彼らに騙されていると別のクラスメイトから忠告を受けても「友達だから」と信じて5時間も待ち続け、その光景を目にしたモツオは自身の行いを(ガチゴリラと全く同じセリフで)後悔する。
これ以上友達と待たせるわけにはいかないと「たまたまファンタ余ったから恵んでやるよ」と嫌味を言いつつ、現在のスタイルで絡みにいき本当の友達となったのだった。
備考
言うまでもなく『ドラえもん』の骨川スネ夫に当たるキャラクター。
嫌味ない金持ちという属性自体は同じだが、スネ夫と比べると容姿・性格が遥かに良いという差異がある。
加えてスネ夫がガチゴリラのポジションに相当するジャイアンの腰巾着的な存在であり、隙あらば日頃の鬱憤を晴らすまねをする一方、基本的にガチゴリラとモツオは同じ痛みを抱えた仲間であるが故か対等の立場にいる。
また、「バミュ4」の設定は花より男子のF4が元ネタであり、メンバーの名前も妙々寺トゥカサ(CV:川島零士)といった風にF4メンバーを捩ったネーミングになっている。
関連タグ
ゲラルト・ゼーマン:『AGRAVITYBOYS』のキャラクター。過去に天才である故に孤立していた過去を持っているが彼も仲間達との出会いを機に変わっている。