ユウギリ(FF14)
ゆうぎり
CV.佐藤利奈
東方にあり、現在はガレマール帝国の属国となっている「ドマ」の忍者である、アウラ・レンの女性。26歳。
異名は「霧隠のユウギリ」。
初登場はパッチ2.2「混沌の渦動」。
主君「ヒエン」の命令により、反乱に失敗して逃げ場のなくなったドマの民の一部を船に載せ、遥々星の裏側とも言えるエオルゼアまで逃げてきた。
登場当初はアウラ族自体が実装されていなかったこともあり、全身を覆い隠すフード姿だった。エオルゼアでは稀なアウラ族の姿で現れれば、いらぬ警戒を抱かせるとは彼女の弁。「蒼天のイシュガルド」実装と同時に彼女もフードを脱ぎ、本来の忍び装束となった。
その後はドマ難民を開拓地「レヴナンツトール」に受け入れてくれた恩返しとして、同行した忍衆と共に「暁の血盟」の臨時諜報部門として辣腕を発揮。蛮神リヴァイアサン討滅に際し、リムサ・ロミンサから作戦への協力に対する感謝の印として「無銘伝吉光」を送られ、以後愛用している。
タレ目から一見お淑やかそうに見えるが、実際はハキハキとものを言い、義理堅く使命感に燃える意志の強い女性。
ただ、使命感が強すぎて周囲の静止も聞かずに暴走してしまったり、恩義と主君救出の使命の板挟みにあい懊悩するなどの姿も見せている。
本格的に活躍するのは「紅蓮のリベレーター」から。
故国救済に燃えるゴウセツの要請により、光の戦士たちより一足先にドマへ向かい、そこでレジスタンス達と共に活動していた。
周囲の静止も効かずに光の戦士を連れてゼノス暗殺に行くなど無茶もしたが、主君とあおぐヒエンには押しが弱く、普段とは打って変わってイエスマンになりがち。
そのヒエンには絶対の忠誠を向けており、それ以上の感情があるような仕草を見せるときもあるが、真意は不明のままである。
実はドマ出身ではなく、紅玉海の海底にある隠れ里「スイの里」の生まれ。
幼少の頃に陸に上がって遊んでいる内にガレマール帝国とドマの実情を知り、里に警告するも無視され、業を煮やして出奔した過去をもつ。志はともかく、外患誘致につながりかねない一連の行動を危惧した先代の紅玉姫により追放処分となり、両親を心配するユウギリも腹をくくり、以後里に戻る事はなかった。なお両親は健在で、里で静かに暮らしながら娘を深く案じている。
その後はドマの忍びとして修行をし、上忍になるまで成長するが、それもこれも本質的には「スイの里を守る」ためであり、ドマの守護はある意味手段の一つだったとも言える。
ただ、忍びとして主君とドマに仕える気持ちは本物で、本人もそれを自負している。
「暁月のフィナーレ」のロールクエスト(遠隔物理DPS)はドマを舞台とし、戦の記憶や死者への哀惜に苦しむ人々、過去の傷を受け入れて前へ進もうとする姿が描かれる。
そうした中で情報を得る為、ユウギリは変装して光の戦士と共にスイの里へと向かうが、そこで両親と再会。選択肢によってはあっさり光の戦士に正体をバラされて慌てるが、両親もユウギリもそれぞれの想いを「もしユウギリという娘がここにいたなら」という建前を通じて伝え合い、長らく抱えていたわだかまりを解消した。