概要
パッチ4.5で実装された「マンダヴィル・ゴールドソーサー」のミニゲームのひとつ。
東方伝来のテーブルゲーム「ドマ式麻雀」で、CPUおよび他のプレイヤーと対戦することができる。
プレイヤー対戦では段位およびレーティングも存在し、コンテンツファインダーによるランダムマッチングにも対応している。
実装当初は半荘戦しか遊べなかったが、パッチ5.4で東風戦も実装され、より手軽に遊べるようになった。
牌の絵柄はオリジナルで、筒子がナマズオ、索子がサボテンダーで萬子や字牌も独特の書体になっているが、設定で一般的な絵柄に変えることもできる。
外部のガチの麻雀ソフトを作っている会社に開発を依頼しているため、そこら辺の無料麻雀ソフトと一切遜色ないクオリティに仕上がっている。
麻雀初心者でも気兼ねなく麻雀が打てるよう、次に捨てるべき牌をコンピューターが提示してくれたり、危険牌と思われる牌に警告の印がついたりといったサポート機能も搭載。オフにもできるため、上級者も安心である。
レートや段位が存在し、もはや単なるミニゲームの域を超えた一つのコンテンツとして十分成り立っている。おかげで本編そっちのけで麻雀にのめり込む「光の雀士」が誕生したり、逆に麻雀が実装されたと聞いてFF14を始めたプロ雀士が現れたりと、大きな話題を呼んだ。
なお、FF14はPC版とPS4版でクロスプレイが可能なため、当然ドマ式麻雀もクロスプレイで対戦ができる。
それまで麻雀ソフトの中にPCとPS4で互換性を持ったソフトは存在しておらず、FF14が世界で初めてPCとPS4間で麻雀ができるゲームとなった。
ちなみに麻雀を実装した理由は「当初はポーカーを実装する予定だったものの、一部の国ではポーカーそのものがギャンブル扱いで規制が入ってしまうため、世界的に有名かつギャンブルにカウントされない麻雀に白羽の矢が立った」とのこと。
また麻雀のルールを学ぶ海外勢やビギナーを対象とした解説動画やサイトも多くみられる。
スクエニのe-STOREでは、ドマ式麻雀を再現したリアルの麻雀牌も販売されている。
こちらにはゲームには実装されていない花牌も入っており、四聖獣が描かれている。
ルール
そこかしこに「ドマ式」とあるが、大まかには現実のアリアリ4人打ちとほぼ同じルール。
喰いタンアリ、後付けアリ。
一般的なアリアリと明確に違うのはドラ表示牌に関する部分であり、一般的には「次ドラ」であるため例えば六萬がドラ表示牌として表示されていたらドラはその次の七萬になるが、「ドマ式表示」では現実で言う所の現物ドラであるため、六萬がドラ表示牌になっていたら六萬がドラになる。
余談
吉田直樹Pを始めとして開発陣や関係者には麻雀愛好家が多く、年末になると「年忘れ麻雀大会」が開催、生放送でライブ配信される。
2020年版ではニコニコ生放送だけでも来場者が12万人を突破し、話題となった。
吉田Pの大チョンボ、指差し確認から派生した「吉田猫」など見所が随所にあったが、当の吉田Pはかなりトラウマを引きずったという。
続く2021年は「暁月のフィナーレ」リリースおよび混雑解消などの諸問題への対応もあってか開催されなかったものの、2022年1月22日に「新春麻雀大会」として開催された。
その後2023年1月9日にも開催され、決勝卓では2回も役満(国士無双と四暗刻)が飛び出すというとんでもない光景が見られ、おおいに盛り上がった。
また2024年のファンフェスティバル会場である東京ドームにて麻雀大会をやろうという案が実現。野球場で麻雀を打つという大変シュールな光景がサブステージにて展開された。DAY1終了後はアルフィノ役の立花慎之介から「ドマ式麻雀の為にボイスを新録した」との情報もあり、ますます目が離せない状況になっている。
「結構な長丁場を、おじさん達がジャラジャラ麻雀をやっているだけ」「(罰ゲームを含めて)おじさん達の忘新年会を見せられてるだけ」と言えばそうなのだが、解説を現役プロ雀士兼光の戦士・山田史佳氏が担当。ヒカセン向けにわかりやすい解説が入る為、初心者にも優しい仕様となっている。
使用された麻雀牌は通常の麻雀牌で行われた(公式商品のドマ式麻雀では全自動麻雀卓に組み込むことが出来ない)が、前述の2024年ファンフェスにおける大会では「株式会社大洋技研(AMOS)」の協賛のもと「ドマ式麻雀牌に対応したスペシャル全自動卓」が登場し、初となるドマ式麻雀牌での対局となった。牌の背面は青と黄色の2タイプに分かれる(商品版は赤)。
アモスの通常麻雀牌での「發牌」の多くが緑塗りではなく黒塗りであるが、こちらはしっかりと發牌は緑に塗られている。
関連タグ
咲-Saki-…咲15周年記念の一環として、FF14とのコラボ漫画が連載。竹井久が部員たちに14を勧める際、「ちょっと面白い麻雀ゲーム」と紹介している。