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「今引退したら、一生後悔させてやるよ、ばぁーか」


概要編集

アニメ『ユーリ!!!onICE』における二次創作BLカップリングのひとつ。

ユーリ・プリセツキー×勝生勇利の略称。


このタグは、一般向けタグの『ユーリ!!!onICE』とは併記せず、棲み分けタグである『YOI【腐】』を使用する事が望ましい。


本編での主な描写編集


第1滑走編集


去年のこと、勇利は初めてグランプリファイナルに出場できたものの、順位は6位。メンタルの弱さから散々な結果になってしまい、とぼとぼとトイレに入っていく勇利。実はその時、ユーリはそんな勇利の後をつけてきていた。トイレの個室で実家に連絡を入れた後、電話を切り、ポロポロとその場で泣き出した勇利の声を個室の扉の前で聞いていたユーリ。何を思ったかその扉に向かって回し蹴りを放つ。そして、驚いて謝りながら出てきた勇利を睨みつけながら(勇利曰く、ロシアンヤンキーがゴミを見るような目で)こう言い放った。


「おい。来年から俺がシニアに上がるから、ユーリは二人もいらない。才能ない奴はさっさと引退しろ。ヴァーーーカッ!!!」


これが2人のユーリの出会いである。




第2滑走編集


ヴィクトルを追ってはるばる日本へやって来たユーリ。あいすキャッスルはせつへ訪れたユーリに気がつかず、体脂肪を落としたからやっと滑れるようになったとスケオタ3姉妹に話していた勇利に飛び蹴りをかます。

「全部お前のせいだ。謝れ。」

と勇利を踏みつけながら言うユーリがなぜここにいるのか、そしてなぜこんなにも怒っているのか勇利には全く分からなかったが、本当はユーリが先にヴィクトルに振付をしてもらうはずだったのだという事実をユーリの口から知る。

「グランプリファイナルの便所で泣くような奴が、ヴィクトルをコーチにしただけで変わるわけねえだろう!?」

とヤンキーばりに詰め寄るユーリ。しかし勇利は、前に会った時とは違って心に少し余裕ができたのか、フッと笑って、

「(こいつ、僕のこと絶対ナメてるなぁ…。)」

と受け流せるようになっていた。


ヴィクトルに聞くのが早いだろう、とそのままリンクへ向かう2人。ヴィクトルが滑っているのが、来シーズン用のショートプログラムだと気づいたユーリは勇利に説明をする。そして、自分がシニアデビューで優勝するためにはヴィクトルの力が必要であると語った。


その後、2人に気がついたヴィクトルの思いつきで、ヴィクトルが振付したアレンジ違いのショートプログラムをお互い滑ることになり、さらに1週間後の発表会、「温泉 on ICE」で初めて2人は戦うことになった。


発表会まで長谷津に滞在することになったユーリは、勇利の実家である、ゆーとぴあかつきで寝泊まりすることに。「うちに泊まるんだ!?」と驚く勇利。(ユーリ曰く、「不公平だから」とのこと。)他人と風呂なんか入れるか、と言っていたユーリも温泉には満足したようだった。名物のカツ丼も「うめえ!」とお気に召した様子で、フォークでガツガツと平らげていた。その際、勇利の姉の真利に「ユリオ」というニックネームをつけられてしまった。(以後、勇利たちはユーリのことをユリオと呼ぶようになる。)


そして次の日、ヴィクトルから勇利には「愛について~Eros~」、ユーリには「愛について~Agape~」という、当人らの希望とは真逆の振り分けがなされたものの、対のイメージを持つプログラムが2人のユーリに託された。




第3滑走編集


「温泉 on ICE」までの間、2人で温泉に浸かっていたり、筋トレをしたり、ご飯を食べたりと共に行動するシーンが多く見られる。ライバル関係にはあるものの、一緒に暮らしていく中で、最初の頃に比べて距離が縮まってきたのではないだろうか。なかなかアガペーを掴みきれずにいるユーリがヴィクトルに言われて滝行するときまでなぜか勇利と2人きりだった。文句を言いながらもなんだかんだ真面目に滝行を行う中で、祖父を思い出していたユーリ。勇利に呼びかけられてやっと我にかえった様子。

「大丈夫?もう滝行やめとこう。」

とユーリの手をひいて滝を出た勇利に、「…うん。」と珍しく素直に従った。

「(なんだよ、急にそんな無防備な顔…、)」

と少し勇利は戸惑っていたが、ユーリはすぐにいつもの調子を取り戻したようで、ヴィクトルが長浜ラーメンを食べに行ったらしいという勇利の言葉に、「何!?こっちもいくぞ!!」と怒鳴っていた。


ヴィクトルが(朝方まで飲んでいて)なかなか練習に来ないため、2人で待ちぼうけていた日、勇利は4回転サルコウを教えてほしい、と両手を合わせてユーリに頼む。真剣な顔になるユーリ。そして、ユーリが勇利にサルコウを教えることになった。失敗した勇利に「ヘタクソ!」とは言いながらも、

「おい、カツ丼!もっかい俺がやるの見てろよ?」

とかなり熱心に指導をしているようだった。(ちなみに、この時ユーリが勇利のことを初めて「カツ丼」と呼んだ。)ちょうどそのタイミングで「おまたせ!」とヴィクトルが現れたのだが、「…振りの確認でもしーようっ」と2人のユーリは何事もなかったかのようにサッとバラけた。息ぴったりで。そんな様子に何かを察したのか、ヴィクトルはフッと微笑んでいた。


練習後はヴィクトルも含めた3人で机を挟んで、(勇利とユーリは向かい合って)ご飯を食べていた。(ユーリはお箸を使えるようになっていた。)


「温泉 on ICE」当日、2人そろってインタビューを受ける中で、ユーリは、

「ユーリは2人もいらない。ぶっ殺す。」

と勇利に目線を送りながら意気込みを答えていた。


ユーリの演技に引き付けられた様子の勇利。

「(みんなユリオのアガペーに引き込まれてる。…わかる、練習と全然違う!あの時からユリオの演技が変わったんだ。この美しく成長し続けるモンスターから目が離せない…!)」


自分の番が終わり、勇利の演技を見ていたユーリだが、敗北を悟り、途中で会場を出て行ってしまう。追ってきた優子に対し、「ファイナルで優勝するのは俺だから、そう言っとけ!」と言葉を託し、ロシアへと戻っていった。




第8滑走編集


ロシア大会にて。スンギルとミケーレが何やら言い争っている間に、そっとエレベーターに乗ろうとする勇利。扉が閉まろうかというときに、ユーリがそれを脚で強引に止めて乗り込む。「何こそこそしてんだよ。」「ユリオ!久しぶり。」と返す勇利が、どことなく嬉しそうに見える。2人きりになったエレベーターで、「お互い頑張ろう」と言う勇利に、「は?お前はここモスクワで惨めに負けるんだよ。」と返すユーリ。苦笑い気味の勇利だったが、終始穏やかに笑っていた。


本番、ショートプログラムをノーミスで滑り切った勇利がリンクから戻ると、次に順番を控えているユーリが衣装を身にまとい、そこに立っていた。その姿に驚く勇利。

「こ、これがユリオのマジアガペー…!」

ヴィクトルと顔を見合わせ、「「いいよね!」」と笑顔でユーリを見つめていた。


ユーリの演技までの待機中に、勇利の得点が表示される。パーソナルベスト更新でトップに立った。キスクラの方を見ていたユーリだったが、ヴィクトルが勇利の靴にキスをしたのも目撃してしまい、苛立った様子。すると、ユーリに気がついた勇利が、満面の笑みで両手をあげて叫んだ。「ユリオー!ダバーイ!」ヴィクトルも一緒になって「がんばー!」と口にした時、ユーリの苛立ちが頂点に。怒りの表情でリンクへ向かった。

「(クソッ、お前らに応援されるほど俺は落ちぶれちゃいねーんだよ。)」

そんなユーリを勇利が振り返って見つめていた。


次回予告にて、ピロシキを僕も食べたい、と言った勇利に対して、「お前に食わせるピロシキはねえ。」と返していた。「お変わりないようで…」



第9滑走編集


ユーリのフリーの得点がパーソナルベストを更新。無事グランプリファイナル進出を決め、両手をあげて喜ぶユーリ。「どうだカツ丼、俺のフリーは!」と得意げな顔で言い、勇利を目で探していた。


ちょうどその時、ヴィクトルが日本に緊急帰国してしまったため、コーチがいない(代理に一応ヤコフはいる)中でフリーに臨んだ勇利だったが、やはりいつもの調子が出せないでいた。そんな勇利を見かねたユーリは、勇利の演技中に思わず「頑張れ!!」と叫んでしまいそうになる。(実際はJ.J.に言葉の途中で邪魔された。)

演技中、勇利は先ほどのユーリが3連続を跳んでいた様子を思い出し、「(ユリオより僕の方が体力あるんだよ、ばーか)」というモノローグが入る。


勇利のハグ大会?ではユーリは勇利から猛ダッシュで逃げていた。


カツ丼ピロシキ編集

雪の降る寒い会場の外で1人、自分の競技人生のこと、ヴィクトルにコーチを辞めてもらうことを考えていた勇利を、わざわざ探し出して飛び蹴りをかますユーリ。

「こんなとこいたのかよカツ丼。探させやがって。」

「ユリオかぁ。」

特に驚いたりはしない勇利。倒れたまま上体だけ起こし、ユーリを見上げる。

「てめえ何だよさっきの。気持ちわりいんだよ。それに何だあのフリーは。お前はヴィクトルいないから本気出せなかったーとか言い訳できるけどなぁ、俺はコンディション完璧で全力出し切って自己ベストなのに、J.J.にまた負けたんだぞ?カツ丼が俺より落ち込む資格なんかねえんだよ!」

と、不器用だがユーリなりに励ましてくれたようだ。

不意に小さな紙袋を勇利に放って渡すユーリ。目線を逸らし、照れているようにも見える。

「…やるよ。もうすぐ誕生日なんだろ。」


なんとユーリは勇利の誕生日を知っていて、プレゼントまで用意してくれていたのである!


袋の中にはピロシキが入っている。今ここで食え、というユーリに従ってピロシキをかじる勇利。ユーリはそれを得意げな顔で見ていた。

「ん、これご飯入ってる。カツと卵も…、カツ丼だ!」

勇利が気がついた途端に嬉しそうな顔になるユーリ。人差し指を立てて、得意げに、

「そう!俺のじいちゃんの手作りなんだ!うまいだろ!?」

と、今までに見せたことのない満面の笑みを勇利に向けるユーリ。

「うん、フクースナーだよ!」ともう一口ピロシキを頬張る勇利も嬉しそうに笑みを浮かべていた。この時の2人の間には出会った時とは比べ物にならないほど穏やかな空気が流れていたことだろう。8話の次回予告ではああ言っていたものの、普段はなかなか素直になれないユーリの見せた素顔にやられてしまったユリ勇民も多いのでは?

ちなみにユーリが渡したカツ丼ピロシキは、ユーリの大好きな祖父から本番前に、フリー頑張れよ、と渡された大切な大切なカツ丼ピロシキである。これを勇利に渡すということが何を意味するのか…。想像は無限大である。







関連タグ編集

ユーリ!!!onICE 二次創作 腐向け YOI【腐】

年下×年上

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