ユーストレス欠乏症

ゆーすとれすけつぼうしょう

ユーストレス欠乏性とは、TVアニメ『PSYCHO-PASS』シリーズに登場する架空の病気名である。

概要

シビュラシステム運用下の社会において蔓延する病気。「ユーストレス(Eustress)」とは「体に有益な効果を示す、ほど良いストレス」を指す内分泌学の用語。

精神メンテナンスやストレスケアなどに過剰に依存し、生命維持に必要とされるレベルのストレスさえも受けることがない状態が長く続くと、やがて刺激に対する生理反応が麻痺して自律神経が侵され、脳梗塞等の深刻な病状を引き起こすとされる。

芸術家など、かつて自らの感ずる刺激やストレスを糧として表現活動を行っていた人種が特に発症しやすいと言われており、劇中でもイラストレーターの王陵牢一（王陵璃華子の父）を始め、多くの人物がこれに罹り命を落としている。

（派生小説によると、宜野座伸元の母親の死因もこれであった模様。）

だが、シビュラの支配する社会にとってこの病気の真相は不都合であるため、その存在が表沙汰になることは決してなく、患者死亡後も原因不明の心不全扱いとされてしまう。

そのため、一般市民の間ではこの病気の存在は都市伝説扱いされている。