概要
記述によると、ドイツで登山者が一番気を付けなければならない存在であるとされ、晴天時の時は良いが、もし吹雪などの悪天候になると、雪煙に紛れて出現し、金属を擦り合わせたような不気味な声を上げ、肉体的にも弱り切った登山者の命を確実に奪う、死神の使者であるという。
また、山の天候が変わりやすいのもラウヒェンが天候を操作している為ではないかとされている。
余談
元々「ラウヒェン」はドイツ語では単に「煙を出す」という意味であり、この伝承自体が日本での創作であるのでドイツの人々には知られていないといわれる。
なお「山稜から風下に向かって雪煙がたつ」ことも意味することから、雪崩やホワイトアウトなどの登山者の命を奪う自然現象の際に伴われるという意味では死神の一種であるといえる。