説明
タブレット型の砂糖菓子の一種であり、片栗粉、ブドウ糖、クエン酸、ものによっては重曹を原料とし、香料などの添加物を加え固めたものである。名前の由来としては重曹とクエン酸の効果により口の中で発泡する風味が飲料のラムネに似ていたことからつけられたと推測される。
種類としては口どけの良いソフトタイプ(代表例はクッピーラムネ、大粒のものなど)と、噛みごたえのあるハードタイプ(森永製菓の森永ラムネや小粒のもの)が存在する。
小話
- 水分がほとんど無くすぐに劣化するような成分もほぼ無いため日持ちがする。そのため、食玩の食品としてつけられることがある。
- ラムネなどをコーラなどの炭酸飲料に突っ込むとこの菓子の表面にある細かな穴に炭酸が反応し、激しく噴き出す、いわゆるメントスガイザー現象が発生する。なお、この現象は砂糖などが入っていない炭酸飲料において顕著である。
- 森永ラムネにおいては90%を占める主成分のブドウ糖は人体に即座に吸収され、かつ人体側で何の処理もしなくてもエネルギーとして活用でき、さらに脳が直接使える数少ないエネルギーの一つであることから、アスリートのエネルギー補給、受験生や棋士、プロゲーマーなどの脳の燃料、飲み過ぎによる低血糖症を防ぐための呑兵衛の二日酔い予防薬など、幅広い層に愛されている。
- ちなみにブドウ糖単体では独特の癖があり、燃料としてはともかく菓子としては食えたものではない。1割にも満たない澱粉とクエン酸であそこまで風味に差が出るのかと食べ比べた人は製菓会社の技術の妙に唸ったという。