概要
CV:沢城みゆき
レディ・レクターとは、『レディジュエルペット』のキャラクター(画像右下)。
レディ・ダイアナ、レディ・ジュエル、レディ・ブートとはプチ・レディの頃からの親友。
レディの中のレディとまで呼ばれるが、実は彼女には大きな秘密があった。
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隠された秘密(ネタバレ注意)
実はルーアを裏で操り、ジュエルランドを危機に陥れた黒幕ジョーカーの正体である。
原因は、本来レディ・ジュエルに決定していたレディ・ダイアナがアルトへの愛を優先してそれを放棄して、代わりに自分と次席を争っていたレディ・クレアに就任させたことにある。
かつての親友であるダイアナの事は崇拝の域にまで心から尊敬しており、彼女がレディ・ジュエルに選ばれたことに納得し、彼女に仕えることを誓っていた。ところが、ダイアナは恋人のアルトを選んで去ったため、思惑はあっけなく崩れてしまいダイアナには裏切られてしまったと思う様になる。
また、クレアの事はその実力こそ認めていたものの、彼女が自身のドレスを切り裂いた犯人を追及せず許そうとしていた姿勢に反感を抱いたことから、自分をさしおいてレディ・ジュエルに就任したことを疑問視することになる。
結果、クレアを抹殺して自らがジュエルランドの支配者になる野心を抱き、今回の事件を起こす事を画策。メンターであったラリマーには今回の計画に力を貸すよう要求するも、自身を想って拒否された結果、決別してしまい、それによってラリマーは宝石に戻ってしまう事になった。
プチ・レディ時代は、ダイアナやクレアと常に課題のベスト3を競う優等生であった。
課題において1位になる事は出来ずにいたが、魔法の才能に関しては他の2人と比べ物にならず、ジュエルペットの力を借りずに発動させられる上に、魔術書の解読を研究した末に、危険な魔法(命を創造する魔法など)も成功させていた。
しかし、あまりに凄まじい才能は羨望と共に恐怖の対象となり、ジュエル・パレスからは危険視され、不当な評価を受けて上記の成績になったようだ。
この事は友人のレディ・ブートやラリマーからも「優秀過ぎた」(=ジュエルランドの統治者としては優秀なあまり危険な存在である)と評されていたことで窺える。また、劇中の過去の回想からも、それを扱えるレクター自身も魔法に対する傾倒が過度なまでに強かった様で、他のプチ・レディ達が魔法以外の手段でも物事を解決しようとしていたのに対し、魔法のみで全ての物事を解決しようとするやり方が問題視されていた可能性もある。
ダイアナがアルトと駆け落ち同然でジュエルパレスから去った後、その事に深く傷ついていたルーアに取り入り、魔術書で解読した命を吹き込む魔法をルーアに教え、一体の人形に仮初めの命を与えた。こうして現在のルーアのパートナーであるリリアンが生み出されたため、レクターは実質的にリリアンの母親とも言える存在である。
その後も「リリアンをトップに就かせる」という名目で、禁忌の魔法の行使に歯止めを利かせなくなったルーアに混沌の扉を解放させて次々とビーストを復活させ、ジュエルランドを危機的状況に追い込んでいく。
ルーアが反抗する様になってからは、自ら直接手を下すのも厭わない形でビーストを復活させ、ジュエルランドを救うためにクレアにファイナルワンドを発動させて絶命させるように仕向けるのだが、ジュエルランドの危機を察して帰還していたダイアナが代わりに実行した結果、計画は予想外な形で頓挫し、ダイアナを喪う。
更に自らの魔力を行使してビーストを復活させた事が仇となり、自身の魔力痕跡を辿ったミウラによって、自身がジョーカーである事が露見する。
最後はビーストの反乱により自らも憑依されたが、それを振り切り、自らの手で生み出したビーストを消滅させる為に自らの命を絶った。
その後、ももなのファイナルワンドによりジュエルランドは救われることになり、復活したラリマーからはももなに蘇生してもらうよう提案したが、レクターは敢えてそれを拒否してリリアンに自らの命を捧げる事で人間として蘇生させる選択をする。そして、ラリマーに感謝と共に別れを告げ、あの世へと旅立っていった…。