概要
かつて存在したブラジルの航空会社であり、同国のフラッグ・キャリアであった。コールサインは「VARIG」。
1927年5月に設立された。
ブラジル国内線からアルゼンチンやチリなどの近隣諸国への国際線、さらには北アメリカ大陸への路線や大西洋横断路線に着実に進出した。
1961年にレアル航空(1945年設立、不定期便ながら羽田空港にも乗り入れていた)、1965年にはパンエア・ド・ブラジル(1929年に設立、1930年からパンアメリカン航空の傘下に入っていた)を吸収合併、1975年にはクルゼイロ航空(1926年に設立)を傘下に収める。
1969年に日本乗り入れを果たす(日本路線をレアル航空から引き継がなかったため、実質再開)。また、1993年にはクルゼイロ航空を吸収合併した。
スターアライアンスの設立メンバーの一員であった
しかし2005年6月に倒産。経営再建のために長距離国際線の整理を行ったため、2007年1月にスターアライアンスの脱退を余儀なくされる。そして同年3月にゴル航空に買収された。
ゴル航空に買収されてからもブランド維持はなされてはいたものの、ゴル航空自体の経営も怪しくなった事もあり、結局2014年に完全消滅した。