ひっっ ちっ近付かないでください!
ハーレムに入れられる!怖い…!
概要
『魔入りました!入間くん』に登場する悪魔学校バビルスの1年生であり、主人公鈴木入間の1年下の後輩。
合同試験『心臓破り』にてチーム・イルマのメンバーであり、入間の作中の認識として初めて主席キラー、悪魔堕としと明言した1年生(詳しくは経歴欄参照)
プロフィール
氏名 | ヴィネ・ギャルソン |
---|---|
一人称 | 僕 |
誕生日 | 不明 |
性別 | 男性 |
身長 | 正確な身長は公開されていないが並んでいる所を見る限り入間と同じくらい |
体重 | 不明(だが見た目や性格から平均より軽そうではある) |
呼び名 | ヴィネ、ヴィネくん(イルマなど)、ソンちゃん(マーニー) |
所属 | 悪魔学校バビルス 1年(クラスは不明) |
家族構成 | マーニー(姉) |
家系魔法 | 毒牙(ポイズンエキスパート) |
人物
入間達の1学年下の後輩。
26名選抜の1人で組み分けはチーム・イルマ。
気弱で怖がりな悪魔の男の子。マーニーという姉がおり、美術師団に所属している。
汎用性の高い家系能力や実力があるのにもかかわらず何故か自信がなく、自己肯定感が著しく低く目立ちたくないと思っている。
飛行レースの際に周りがことごとく自滅したせいで運良く(本人としては怒られない程度の低成績を狙っていたので運悪く)2位でゴールして位階が上がり選抜されてしまった。
非常にネガティブな性格で心配症であり、入間のことを数々の優秀な悪魔を囲いハーレムを築いていると思い込み、そのハーレムに自分も加えられてしまうことを恐れ入間と距離を取りたがっている。
彼の中でのイルマ像はいつも男女ともに美悪魔を侍らせた所謂スパダリのような少女漫画のヒーローのようになっていて、事実から少し逸れている所もあるため思い込みが強い性格なのかもしれない。
後にナフラの勧誘を受け、適当なゆるい師団かと勘違いしてついて行った所、本人の意思に反して生徒会師団に入団することとなってしまった。
家系能力は『毒牙(ポイズンエキスパート)』
背中から生えた角であらゆる毒を作り出したり、毒を中和する解毒剤を作ることができる。
また、本誌、単行本のみの登場であり
未だ公式ファンブック等に登場していないため
基本情報が不明なところが多い。
今後、次のファンブックに情報が掲載されるか
アニメで登場した際に公式HPにプロフィールが載れば
いずれ明らかになるかもしれない。
経歴
初登場
26巻の『心臓破り編』(229話『一蹴されればケンカは起きず』)にてチーム・イルマの回の時に初めてメインで登場する。(見た目だけであればチーム発表場面にも居て姿が見られるが、しっかりと話しているところが見られるのはクララチームの悲鳴が鳴り響き、場面がチーム・イルマのターンを迎えたこの回の時である。)
チームメイトで同級生であるクロケル・チマが積極的に入間に絡みに行く一方、対照的に入間から離れようとしており壁に付いてしまうくらいに下がり、チマに促されて手を繋ごうとしていた入間に
「僕は大丈夫なんで…ほんと…もう勘弁してください……」
と視線を逸らして怯えていた。
そんなヴィネに優しく声をかけ、何かあれば力になるからと微笑みかける入間に一瞬絆されかけている様子が見られるがすぐに我に帰ったのかまた怖がってしまう。
何をそんなに怖がっているのかと不思議がる入間だったが問いかけにおずおずと話し出したヴィネの言葉に大いに驚かされることとなる…
名言(?)爆誕
「イルマ先輩……
あなた1年生の間でなんて呼ばれてるか知ってますか…?」
「主席キラーですよ!」
そう言い話し始めたヴィネ曰く、主席である3年のアザゼル・アメリを初め、2年のアスモデウス・アリス、今年の1年であるクロケル・チマを全員虜にし手中に収めて転がしていると噂され、その他にも有力悪魔達を多数籠絡し男女問わずたらし倒してハーレム状態
悪魔堕としのイルマの異名を持つという
とんでもない悪魔だと認識されているということが判明する。
今までも入間は天性のお人好しゆえに無意識的に人をたらし込んでしまうことが多々あったが、それを言葉として初めて作中で告げたのが彼であり、魔界でも入間の認識はそういうことなのだと分かった貴重なシーンである。
連続ハーレム展開…
その後、誰かが近付いてくる足音に気付き怯えるヴィネの手を引きイルマは後輩二人を守る様に物陰に隠れる。
そこで現れたのはキョーシのシーダであり、初めその正体が分かっていなかったヴィネは入間に「は、ハーレムの一員…?」とおずおずと聞いて困惑気味に違うよと返されている。
その後、シーダとの戦闘に入るが入間がシーダを傷付けないようにと画策し服を狙って矢を放ち、壁に張り付けにするがシーダは服が破れるのも厭わず入間のほうに迫って来てしまったことで服がボロボロに破け水着に近い露出度になってしまい…シーダから「えっち」と言われて慌てる入間を見て「さすがハーレム王…」と呟いている。(この時はまだ自分も巻き込まれるなんて考えてもいない様子が見られる)
ここから怒涛の入間の怒涛のラブコメキラキラ展開が始まり、シーダとのラッキースケベ事案に続きシーダに嫉妬したチマに抱きつかれたりシーダの攻撃からチマを助けた入間がチマの手を引いて走ったり…と続いて
シーダから逃げる為にヴィネが家系能力『毒牙(ポイズンエキスパート)』を発動させ、床に作った穴から3人で脱出しようとするがヴィネの心臓(ことハート型の風船)を奪いに来たシーダの攻撃が当たりそうになってしまい
大ピンチ…!
と、いうところで入間がヴィネのもとに駆け付け、なんと《お姫様抱っこ》しながら彼を助ける。
その入間の勇姿と突然近くなった距離にヴィネは真っ赤になって動揺してしまい、そんな展開に面白くないと激しく嫉妬したチマにより「なんであなたがその位置(ポジション)なの!どいて!」と激昂されるが、ヴィネはヴィネで戸惑い半ばパニックになってしまいながら「ハーレムに入れられる!怖い!!」と泣いていた。
その後も自分の狙っていた『お姫様ポジション』をヴィネに取られたことで(ヴィネ本人は取るつもりもなく不本意ではあったが)チマはヴィネを激しく敵視(恋敵認識)しており、入間に近付かせない為にと後ろから羽交い締めにしたり(ミッション"SOS(サリバーンアウトストップ)"の際の全チームコマの一部なので初見では気付かないかもしれない)氷漬けにしたりという暴挙に出ている。
同級生から半ばいじめに近いことをされて寒さに震えながらも、心配する入間に「大丈夫です、僕もこれ以上イルマ先輩に近付きたくないので…!これ以上好きになりたくない!」と必死に返している。(しかしこれ以上、ということはもう好きなのでは?と当時読者から多々ツッコまれていた)
心臓破り終盤
チマの心臓(ハート風船)は割られてしまったものの、まだヴィネのハートを残した状態で善戦していたチーム・イルマ。
しかし突然暴走したアトリに試験は一旦中断となり、場が相当荒らされたが教師陣らが押さえ込もうと奮起した甲斐あって無事暴走を止めることができ、一安心…と思っていた所ですっかり試験のことが頭から抜けていた生徒達の隙を突くようにして近付いてきたダリによって最後のハートを割られてしまう。
それは一瞬のことでにこやかに笑いながらしてやられたことで衝撃が走り、まるで騙し討ちをされたような感覚になるが、そんな三人にダリは「試験はまだ終わっていないよ」と不敵に言い残して去っていった。
このことから、優勝こそ逃してしまったもののあの厳しい戦いの中最後まで生き残り、戦い抜いたことは学校新聞でも大いに取り上げられ、注目されることとなる。
ルーキーハント
暫くは心臓破り後の処理や他チームやメンバーのほうに視点が行っていたため出番が一時減るが、
再び彼が登場するのは32巻のルーキーハントのところの285話『ハンカチをキミに』でのことである。
(ちなみに写真だけならルーキーハント初めに出てくる学校新聞にて姿が見られる。この時の写真は明らかに無理やり撮られたようなもので必死にカメラから逃げようとしているように見える)
紆余曲折あったものの、無事新1年生を魔具研に迎えることができた入間がその報告にと生徒会を訪れると今年は有力な1年生が入ってくれたと紹介された中になんとヴィネの姿があったのだ。
目立ちたがり屋でここぞとばかりに前に出るゼゼの後ろに隠れるようにヴィネは“目立ちたくない“を全面に出す様に心細げに佇んでいた。
二人のそのあまりに両極端な様子は生徒会の面々も話題にしていて、得意気に入団の際の様子を話し、入る気満々であり入って嬉しいと言わんばかりのゼゼとは対照的に、ヴィネはどこか浮かない顔で全く嬉しくなさそうだった。
ここからヴィネの回想シーンが入り…
『心臓破り』で凄まじい経歴と実力を持つアブノーマルクラス1の悪魔たらしであるイルマ、主席のチマというキラキラしたメンバーと一緒になってしまったため「勧誘地獄に遭ってしまう…!」と頭を抱えて悩み、(そんなヴィネを周りは不思議そうに見ていたので考えすぎの線もあるが)
「もしもイルマ先輩に(魔具研に)誘われたら断れない…!」とあわあわとしながら顔を赤らめていた。(困っている様に見えるが満更でもないようにも見える。)
葛藤した末に「もういっそ適当な師団に入って幽霊団員に…」と考えていた所、ナフラの勧誘を受け、その時のナフラの風貌や様子から適当なゆるい師団かと勘違いしてついて行ってしまった所、本人の意思に反して生徒会師団に入団することとなってしまった……。
と、いうのが事の顛末だった。
しかし、そんなヴィネの姿を生徒会に見つけて入間は頗る嬉しそうに瞳を輝かせてヴィネを賛える。
そのあまりに真っ直ぐで心から自分を褒めてくる入間の様子に参ってしまい、また真っ赤になりながら狼狽え、ついに羞恥に耐えられなくなったのか
『あなたは僕をどうしたいんだ!』
と困惑気味に訴える。
そんなヴィネの問に対して、入間はただ真っ直ぐに「仲良くなりたい」と答え、この時ヴィネはがっくりと項垂れて
「僕ももうハーレムの一員になってしまったのか…
逃れられない…」と呟いている。ずっと自分はハーレムになんて入らないし入りたくないと言っていたヴィネがついに初めてハーレム入りを認めてしまう発言をしてしまった回であり、またイルマはヴィネのことも意図せず魔入らせてしまったようだった。
やはり《悪魔堕としのイルマ》の異名は伊達ではなく強ち間違ってもいないのかもしれない。
アザゼル父娘と生徒会回にて
ここから暫くはデビキュラムやバルバトス家編など大きく別ステージの話が続くので暫く1年生達自体の姿が見られない回が続いていたのだが
次に彼の姿が見られたのは意外にもアザゼル・アンリメイン視点の回である本誌2023年53号の第327話『ぜいたくもの』にてのことだった。
この回は父アンリが娘のアメリを心配して入間との仲について勘繰ったり探ったり入間と話をするのがメインの回となっており、まさかここに彼が登場するとは読者の誰も最後まで予想できなかったのではないかという程に唐突にその時は訪れた。
入間と話をする中で、様々な邪推や疑念など入間と話しているとどうでもよくなってくる程に彼は良い人だと思いあらため、アメリとの仲も認めても良いかもと思っていた矢先…、後ろ姿からアンリをアメリと勘違いしたヴィネがアンリに声を掛けるところで久し振りにその姿を見る事ができる。
すぐに人違いだと分かり、慌てて謝ると再度会長であるアメリを探しに向かうヴィネだったが、その時ふと彼が呟いた「ハーレム王と一緒か…」
という言葉にアンリは激しく心を揺さぶられることとなる。驚愕し、どういうことだと問い詰められたヴィネは戸惑いながらも入間の主席キラーと悪魔堕としの伝説を壮大に語ってしまい、それを聞いたアンリが慌てて元いた部屋に戻るとそこには多数悪魔をたらし込みまくる入間の姿があり…
眼鏡をブチ割るくらいの動揺と怒りのもとにアンリはブチギレ、入間に「絶対にアメリとのことは許さない!」と宣言してしまう事態となってしまい、入間とアンリの関係を拗らせる結果を招いてしまった。
スキ魔登場シーン
スキ魔のほうにも度々登場しており、
26巻の最後のスキ魔では飛行テストの話や彼がイルマ伝説を知ることとなってしまったきっかけなどの話が掲載されている。
また、最新巻の単行本35巻のスキ魔ではチマがエイコに入間の秘蔵写真を貰う回にて回想の1コマだけだが登場していてチマに『アレ』呼ばわりされていることがここで判明する。(酷い扱いだがポジションバトル(ヴィネはバトルする気は更々なさそうだが)の際に敵視され、激しい嫉妬を向けられている関係なのでこれが順当なのかもしれない)
姉、登場(ヴィネ姉弟爆誕)
初期のイルマ達の飛行レースの際の1コマで生徒一覧の中に『ヴィネ・』まで書かれている名前があり、続きは見切れていて読めなくなっていたがここで同じ名字を持つイルマ達の学年と同学年の生徒がいたことから、ヴィネには兄か姉がいるのでは?と予想されていたがここに来てそのフラグが回収されることになる。
魔具研のメンバーで師団パーティの準備をしている中、美術師団に協力をお願いしようとイルマ達が美術師団を訪れた時にそこで出会ったのがヴィネ・ギャルソンの姉ヴィネ・マーニーであった。
髪の色のグラデーションや目の形などが姉弟でよく似ていて、髪しか出ていない時からそうなのではと予想している声がちらほらと聞かれていて、意外にも姉のほうが背が低い。
ヴィネ自身も姉登場から少しして生徒会にてゼゼとともに書類仕事をしているシーンで久し振りに本誌に登場する。
その際には姉の活躍を嬉しそうに話しており、姉弟仲はとても良いことがうかがえる。
また、以前は全くタイプが違うせいもあり警戒気味の様子だったゼゼとも打ち解けた様子で気軽に話しており、「生徒会がなかったら絶対に仲良くなるタイプではなかった正反対な二人が生徒会で出会ったことで仲良くなっていたのも微笑ましく、生徒会での関わりがあったからこそ」との声が読者間で出ていた。
姉からの呼び名が判明
姉マーニーとス魔ホでメールしているところで『ソンちゃん(ギャルソン、のソンから取ってのあだ名)』『姉さん』と呼び合っていたところが見られ、ここでようやく家族からの彼の呼び方が判明し、初めてここで名字以外での彼の呼び名が登場する。
師団パーティ当日、生徒会にて
前回から暫く、姉のマーニーは登場していた反面、生徒会のシーンがなかったこともあり弟のヴィネのほうはご無沙汰なことが続いていたが
本誌2024年20号にて久し振りにまた姿を見られることになる。
師団パーティ当日、生徒会にて会長のアメリが仕事に気合を入れる中、書類整理で疲れ果ててクッタリしているヴィネとゼゼの姿が見られ、今回初登場シーンは二人ともデフォ画で現れる。
書類整理がやっと終わったと思ったらすぐに本番だったようでげんなりしていたようだったが、姉のことがやはり気掛かりだったようで
『どうしよう!もしイルマ先輩に籠絡されていたら…!』と心配していたり、オペラから“イルマが悪い顔をしていた“と聞いて心がざわついているようであったりとやはり相変わらずな彼らしさが見られた。
容姿
長めのストレートボブの髪型にパッツン前髪、眼鏡をかけていて顔の左半分に痣があり、背中から首周りにかけて毒牙で使用する角(というには柔らかそうな見た目の一見ファーやマフラーに見える形状のもの)が生えている。
ちなみにまだ漫画でしか登場していないため、髪色と瞳色、毒牙の色も不明であるがファンアートの中では髪色、瞳色とも同じで茶色や紫になっていることが多い。
制服の着こなしは真面目そのもので第一ボタンまでしっかり締めており、ネクタイ部分は付けていない。
羽の形はスキ魔にて見られており、特に大きくも小さくもなく一般的なサイズ感である。
関連イラスト
関連タグ(関係図含む)
- オペラ:最近教師に就任した凄腕悪魔。生徒会メンバーを扱いて回っている。※サリバンのSDであり、入間の家族でもある
- その他同級生(新1年生)
- エイタ:ヴィネにイルマのハーレム伝説を伝えてしまった元凶
- セイル・セパータ:同じく一人称が「僕」なこと、三白眼だが大人しめな性格で良い子なことなど共通点は多いが今の所公式での絡みはなし。
- ニックス・ニコマル:セパータと心臓破りで同じチームでよく一緒にいる巨体のマスコット系生徒
- サブノック・シルビア:活発化、ポジティブ、体育会系と全てがヴィネとは正反対の女生徒
- フィーネ・マリアンヌ:お嬢様で女生徒でまた正反対のタイプだが、心臓破りにおいて同チームの先輩に心乱されている所は共通しているかもしれない。
- ヴィネ・マーニー:姉