CV:上別府仁資
概要
中世ヨーロッパ時代、東欧に存在した「ドラスベニア王国」の王。別名「金眼の魔王」。右眼は主人公の皐月駆と同じく金色のオッドアイ。
常勝無敗だが、敵を容赦無く処刑する残忍な王として語り継がれている。
駆より以前の『劫(アイオン)の眼』の所有者。
しかし、その残虐性から味方からも警戒され、最後は副官の裏切りによって敵中に孤立して首を討ち取られた。
「赤い夜」が起きた日の駆の夢に度々出現し、駆に対して様々な問い掛けをしてくる。
『Resona Forma』
外伝作品である本作で実装されたリゼット編では、最期の瞬間、劫の眼の力で西暦1209年の城砦都市「ベゼルス」(現在のベジエ)へタイムスリップ。
キリスト教カタリ派の敬虔な信者であった頃の嘗ての共犯者「リゼット・ヴェルトール」と出会い、ベゼルスの街の兵士に襲われそうになった彼女を助けた(その際にリゼットと半ば強引な形でファーストキスを交わしている)。
その後、ベゼルスへ攻め込んできた十字軍を「劫の眼」の記憶より引き出した術によってたった一人で退け、さらにベゼルスの難民を追撃してきた十字軍を「劫の眼」に宿る王の軍勢を召喚して壊滅させた。
これにより、「リゼットが魔女に堕ちること無く平和に生きのびる並行世界」を生み出したが、劫の眼の力を限界まで引き出した代償に息絶えて消滅した……。
それでも、最後まで守り通すことが出来たリゼットに看取られたことから、最期の表情には後悔も未練も無かった……。
余談だが、リゼットの故郷であるベゼルスは史実でも十字軍の攻撃を真っ先に受け翌日に陥落。その際に十字軍による虐殺が発生している。
つまり、リゼット編での十字軍は緒戦で壊滅して失敗したということとなる。
関連タグ
関連人物
皐月駆:現代における『劫の眼』の所有者。
リーゼロッテ・ヴェルクマイスター:嘗ての共犯者。
リゼット・ヴェルトール:魔女に堕ちる以前の共犯者。『Resona Forma』のリゼット編では、彼女を【絶望の運命】から救った。