概要
CV:宮田幸季
『tactics』の主人公。
誕生日は1月1日。
表向きは民俗学者だが、裏では高い霊力を生かして妖怪退治屋を営む。
駆け出しの頃、傷を負わされたために鬼は苦手。今でも鬼が近くにいると古傷が痛む。
他にも幽霊が苦手で、犬が大嫌い。
子供のころは妖怪が見える体質のせいで人間の友人がおらず、妖怪だけが友達だった。
そのため、妖怪を退治するのではなく説得したり元の場所に帰ってもらったりといった友好的手段で仕事をこなす。
性格はかなりしたたかで世渡り上手。しかしこれは処世術を身につけたもので、幼少時はよくいじめられて泣いていた。
鬼喰い天狗と仲良くなれば自分も強くなれると信じ、ずっと彼の行方を捜していた。
外見は白髪に赤い瞳と生まれつき色素が薄く、そのことをコンプレックスに思っている。白の長着に赤い袴といった一見巫女装束に見える格好を常にしており、頼光に女装であると言われたこともあるがこれを否定している。
作者の作風からか、青年というよりは少年のような風貌をしているが、年齢は不詳。
だが18歳の頼光を「ガキ」と称したり、大学時代の後輩の蓮見より留年を繰り返して彼より後に卒業していたりとかなりの年配である事がうかがえる。
国人神父の通訳が出来る程英語が堪能である。また本人いわく運転免許書はゴールドらしい(大正時代にゴールド免許は無いが)。
遊女であり巫女であった母親を持つが、自分の事を顧みなかった母をよく思ってはいない。
春華の事を友達と称する一方で自らの希望と言い、春華の生みの親である木に謝罪をしている場面があり、何か独自の目的があって行動をしている事が窺える。
また彼自身の体にも何か秘密があり、それを見て春華に伝えようとした藤を口封じのために消した。他にも寄生された蟲を自力で破壊したり、サトリに心を読ませないなど謎が多く、主人公でありながら作中の黒幕的存在である。