プロフィール
概要
一井透とは、『Aチャンネル』の登場人物。
高校1年生。通称「トオル」であり、タグとしてはこちらが用いられることが多い。
黒髪のショートカットで、頭頂部にウニを思わせるようなくせ毛がある。体格についてはいろいろあるので後述。
小学生以来の幼馴染みのるんのことが大好きで、自分の学力に見合った高校ではなく、るんが受けようとしていたのと同じ高校に入ろうとした(このため、るんは母親からもっとレベルの高い高校を受験するように言われた)。
るんが1学年上でお姉さんなのだが、あまりにも天然で無防備なため、トオルはるんの保護者のような態度に出る事が多い。特に、るんが他の誰かと仲良くするのを良く思わず、金属バットを振り回して相手を威嚇し遠ざけるほどだった。
ユー子との初対面で、るんとユー子がじゃれ合っていたところに遭遇してしまったため、それ以来ユー子を目の敵にしていた。初期には腹パンを入れ(アニメでは乳アッパーに変更)、半強制的にホラーを見せるようなあからさまな嫌がらせ(というかもはや暴力)を向けていた事もあったが、何とか受け入れるようになっていった――が、巨乳に対してだけは敵意は収まらないようである。それでも向こうからはべたべたされるため、リアルでおまわりさんこっちですを実行に移そうとしたほど。
ナギとは比較的関係も良く、胸の問題で意気投合したりするが、相手の嫌がる点(体重など)を容赦なくいじるのは、姉妹というより兄弟という感じかもしれない。
甘い物が好きで、匂いだけでユー子が飴玉(実際には空袋のみ)を持っていることを見破ってしまうほど。いくら食べても体形はほぼ変わらず、なぜか頬から太る。
連載が進むにしたがって、金属バットを振り回す機会は減ったが、ヒラちゃんと会って引きずり回されたり、家でも妹のケイ子そっちのけでトオルに構おうとするユー子を軌道修正したり、ツッコミ役寄りなのは変わらない。
家族・交友関係
るん、ユー子、ナギと共に行動することが多い。
学年が違うため一緒の授業は受けられないが、休み時間になると三人のところへ赴き、一緒に食事などをしている。
二人は共にトオルのファンを自称しており、ミホはともかく、ユタカはトオルに馴れ馴れしく接しすぎて鬱陶しく思われている。
クラスの担任は鬼頭先生。
るんが絡まなければトオルは非常に真面目な優等生であるので、しょっちゅう用事を頼まれるなどかなり信頼されているようである。しかし鬼頭先生の巨乳は苦手。
るん(のおでこ)の事を気に入っている佐藤先生に対しては強い(悪意すれすれの)警戒心を抱いており、彼がるんに近付こうとするたびに妨害しているどころか、ひどい目に遭わせる事に何らのためらいも無い。
家族構成は、両親と自分の核家族であり、一人っ子。
マンションに両親と一緒に住んでいるが、父親はまだ劇中に登場していない。母親はトオルに似た容姿だが、るんとそちらの母親ほどは似ておらず背も高い。
「炭酸」という名の猫を飼っている。
近所の老人達からも可愛がられているようで、会うたびにお菓子を貰っている。
体格
非常に華奢というより未発達な体つきをしており、「貧相な体を見られたくない」と言って夏場でも手が隠れるほどの大きいセーターを着用している。
普段ニーソックスを着用しているが、ソックタッチがなければすぐにずり落ちてしまう。
ビキニの水着を試着したときも、紐が緩すぎてボトムが落ちてしまい、ショックを受けて布団に篭った。スクール水着も小学生の時から使っている物。
巨乳であり、自分を小さな子扱いするユー子に、八つ当たりのようにセクハラをはたらくこともある。
なお、トオルの体格に対するるんの意見は、
「人それぞれに個性があるんだから、そこを生かしていけばいいんだよ。
…って一部のマニアが…」
という、非常に有難くない代物であった。
きららファンタジア
サービス開始時から実装されている。メインのクラスはせんし。
主人公のるんを差し置いてメイン扱いされている(Aチャンネル以外に、きんいろモザイクの本来の主人公である忍とアリスを差し置いてカレンがメイン扱いされている作品がある)。
メインクエスト第1部『封印されし女神』の第4章「Aのはざまにて」で登場する。
イベント「エトワリア野球対決」では、バットを持っている故が、選抜チームに選ばれたトオルだが、本人曰く「別に野球が得意なわけじゃない」とのこと。
余談
上記のきららファンタジアや原作第1巻の表紙と本編の内容からトオルが主人公と思う人が多い。
しかし、原作者の黒田bb先生が誰が主人公の情報をるん役の福原香織女史に教え、第1話スペシャル上映会で福原女史が「るんが主人公」と言明している為、トオルは主人公扱いはされていない。
とはいえ、主要人物の中では出番が多い方で、同学年の友人であるユタカとミホとよく絡む為、主人公・るんに続く実質的に本作の準主人公と言える立場である。