概要
近年ではいわゆる「カンチョー」の別名として通っているが、その実態は「~殺し」の呼称が指し示すように恐るべき殺人技であり、長らく歴史の闇に埋もれていた秘儀である。
その名を最初に世間へ広めたのは、週刊少年ジャンプ初期の看板漫画の一つ、とりいかずよし・作『トイレット博士』。作中に登場する秘密結社「メタクソ団」の最終奥義として位置付けられた技こそが「七年殺し」であった(正確な表記は「七年『ゴロシ』」)。
ネーミングの元ネタとなったのは、ライバル誌・週刊少年マガジンの看板漫画であった『空手バカ一代』における、大山倍達の必殺技「三年殺し」。こちらは打撃技なのだが、大山が極真会館の「館長」である事に引っ掛けてカンチョー技となったものと思われる。
プロセス
- 仕掛ける相手を身動きが取れない状態に押さえ付け、尻を露出させる。
- 術者が「天怒りて非道を断つ!」と宣言し、続いて九字(「臨兵闘者皆陣列在前」。陰陽道や忍術で用いられる呪文。レイちゃんが唱えてた呪文と光戦隊や忍者が指で作るアレ)を結ぶ。
- 人差し指を立てて両手を組み…
- 「七年ゴロシ!」の掛け声と共に、指先で相手の肛門をヒット。
…と、ここで終わりではなく実は「その先」が存在する。
そして、それこそがこの技を文字通りの「殺人技」たらしめている大きな理由である。
- 指先をそのまま肛門の奥へと進め、両手首まで埋め込む。
- 腸内において片手ずつでパーとチョキの形を作る(=7本の指を立てる)。これが完成形である。
まとめ
ここまでの記述だけでもその恐ろしさは感じて頂けたのではないだろうか。
両手首の挿入など、よほど高度に調教された豚野郎でもない限り耐えられるものではなく、下手をすると肛門裂傷や直腸破裂による出血多量で7年どころか7時間保てばマシな方と言えるし、激痛によるショックで7分保たずほぼ即死に至る、あるいは死なずとも精神に異常をきたす可能性というのもある。なお故意では無いが実際にやってしまい、搬送先の病院で伝説になったという事故もある。【参照ツイート・閲覧注意】
「マネは不可能ではないが、絶対に実行してはいけない」フィクション技の筆頭と言えるだろう。
ちなみに前述の『空手バカ一代』の「三年殺し」は、特殊なツボを突くことで徐々に体を弱らせ、三年後に死に至らしめる技
…という設定のハッタリであった。
主人公がアメリカで暴徒に囲まれた際、リーダーにこの「三年殺し」を食らわせ、「自分でなければこの技を解除するマッサージはできない」と話して難を逃れた。