『空手バカ一代』の三年殺し
『空手バカ一代』(原作:梶原一騎 漫画:つのだじろう)に出てきた技。
ロサンゼルスで観客を扇動し、大山倍達らをリンチにかけようとするサンダー・ジュリアンに対し三角跳びからの蹴りを見舞い、
「今の三角とびによるキックこそは空手の秘技中の秘技────”三年殺し”!!」
「ほぼ一年後に病人となり…二年後には廃人となり…三年後には狂い死にするところから名づけて”三年殺し”という!」
と宣言し(全部ハッタリです)、自分が知る特殊なマッサージでのみ技の効果を消すことができると言い、会場を安全に出られるよう観客を説得させる。
実際の三年殺しは「肝臓と脾臓の急所を拳で突くと、そこがじわじわと悪化して三年後に死に至る」というもの。ぶっちゃけ北斗神拳の御先祖様である。
カンチョー技の「三年殺し」
古より日本に伝わるとされ、日本軍も使用したとされる拳法の秘技。
平安時代の末期から鎌倉時代の武士たちの間でも禁断の技として知られており、ヤマトタケルも用いる事が出来たとされている。
相手の後方より忍び寄り、菊門と呼ばれる身体のツボを両の指で突く技で、決まれば三年は動く事すらできなくさせるとされるが、現在伝えられているものは亜種であるとされる。
というのは冗談で、要は「カンチョー」である。