三好智広
みよしともひろ
『賭博破戒録カイジ』の登場人物。
帝愛グループの負債者地下強制労働施設にカイジと同時期に入った人物。大槻班長主催のチンチロリンで負けを重ね、給料の前借という名の借金を重ねた「45組」の1人となる。カイジシリーズにしては珍しく大きな丸目が特徴。
天性の勘を持っていたり、追い込まれると閃いたりといった、賭博をする上での長所は何も持ち合わせていないにもかかわらず、ギャンブルにはかなり入れ込んでおり、あくまでも困窮脱出の手段としてギャンブルに縋る(それはそれで問題だが)。カイジからは「人格破綻者」と評されている。しかし彼が付けていたチンチロの出目記録が大槻の不正を暴くカギとなり、カイジを大勝へと導く。その後、前田ら他の45組と共に地下脱出をカイジに託し、生還を果たす。
その後、続編『賭博堕天録カイジ』では、前田と共に裏カジノに再就職したが、村岡隆に言いくるめられ、カイジが自分たちへの分け前を着服したと思い込み、再びカイジに助けを求めるふりをして陥れようとする。あと一歩の所で裏切りを見破られるものの、カイジの弁明に耳を貸さないどころか、そもそもカイジから受けた恩すらも忘れている有様に流石のカイジもあきれ果て、縁切りと相成った。
実写版では「沼」攻略後カイジと焼肉屋で打ち上げをし裏切りも書かれていない。
地下のチンチロリンでの活躍によりそれなりに人気はあったものの、最後の裏切りにより好感度は急落そしてクズ呼ばわりされてしまっている、あれほどの恩人を裏切る行為が評価を落としたといってもいいだろう…人によってはあの安藤よりクズと言っている人もいる。
スピンオフ作品の『上京生活録イチジョウ』では、地下落ちする前の姿で登場。あの一条聖也と村上の友人という意外な過去が明らかになった。
とある短期アルバイトで知り合い、そこから時々二人の所に遊びに来ている様子。
遅刻した事を謝罪したり、足を挫いた一条を気遣う優しい面があるものの
- 人をランク付けする悪癖がある(これは一条も同様)
- 親からの少ない仕送りをパチンコで溶かす
- ティーバックを7~8回平気に使う。しかもそれを客人に振舞う
など、クズでケチな部分を見せている。
コメント
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ユダの後日談~プロローグ
賭博堕天録カイジで、三好と前田の騙され方が、「行くとこないから泊めろ」と「分け前は3等分」で少しも考え直さないのは不自然だと思ったので、自分でつながるように何があったのか考えてみました。 某所に別HNで掲載していたものです。2,815文字pixiv小説作品