概要
左辺と右辺の式、或いは値の大小関係を表す記号である。主に変数と一緒に用いられる。
種類
>……大なり記号と呼ばれる。左辺の方が右辺より大きい事を示す
<……小なり記号と呼ばれる。右辺の方が左辺より大きいことを示す
≧……大なりイコール記号と呼ばれる 左辺の方が右辺以上であることを示す(イコールの場合もある)
≦……小なりイコール記号と呼ばれる 右辺の方が左辺以上である事を示す(イコールの場合もある)
≪……右辺の方が左辺よりかなり大きい場合に使われる
≫……左辺の方が右辺よりかなり大きい場合に使われる
≪と≫については比として用いられることもある。例えばx≪yとされる場合、yの値に対してxは無視出来るほどに小さいという意味合いからx≪yの時x+y≒yと近似する、という用いられ方もある。
C言語などのプログラムでは不等号は半角で用いられる。そのため、大なりイコールや小なりイコールはそれぞれ「>=」「<=」と表される。
また、この不等号を含む式を不等式と呼び、連立不等式などとして解く事も出来る。