一般に電車は密着連結器、機関車は自動連結器を装備しており、互いに互換性はない。しかし車両故障などで自走不能になった場合、救援のために連結する必要性が出てくる。その時に使われるのがこの中間連結器で、密着連結器に差し込んで使用する。
見た目は可動部分のない自動連結器。強度が正規の自動連結器に比べて低いため、使用した場合に70km/hの速度制限がかかる。
ナックルが動かないため、中間連結器同士、双頭連結器の自動連結器部分との連結はできない。
異なる連結器が混在するJR各社、阪急電鉄、京浜急行、東武鉄道などは中間連結器を常備している。銚子電鉄では3000形について中間連結器をセットした状態で営業運転を行っている。