演:川野快晴
概要
スーパー戦隊ダービーコロッセオを推進する国防省の科学者。
国防大臣と、コロッセオの実質的な監督者である服部、綾小路、堀内といった面々に囲まれるが、老獪な彼らが時折見せる黒い態度に意見することのできない若者。
その正体
以下、『テン・ゴーカイジャー』のネタバレあり
実は、『海賊戦隊ゴーカイジャー』の第2話「この星の価値」にて、キャプテン・マーベラスからレンジャーキーを奪う形となったあの少年その人である。
月日が経ち、科学者となって、地球を救ったスーパー戦隊に関わる事業に携わることができたものの、実はコロッセオの真の目的が「スーパー戦隊から預かったレンジャーキーを戦力とした宇宙侵略の準備」という邪悪な計画の一環だったことが発覚。
「本当に悪いのは地球人じゃないか。この星に守る価値なんてない!」と絶望する。
そんな彼にマーベラスは「(価値は)ある」と断言。
それは何かと問う丹羽野に、マーベラスは「そんなもの、自分で見つけろ」と返す。
その言葉は、10年前に丹羽野がマーベラスに向けた言葉と同じであり、その瞬間に彼は、マーベラスが自分のことを覚えていたことを知るのだった。
コロッセオの背後にいる悪の宇宙海賊をぶっ潰すべく動いたゴーカイジャーは、大臣が画策していた侵略計画を世間の白日の下に晒す。
それでもあきらめない大臣からレンジャーキーを守るべく、丹羽野は大臣を殴り飛ばすところで彼の登場は終わってしまう。
余談
- 少年時代の将年を演じたのは川野氏ではなく、現在はDISH//のドラマーとして活躍する泉大智。
- このキャスト変更は公開前に正体を悟られないようにするためと思われる(単に、泉のスケジュールの都合もあるかもしれないが)。
- 当時の役名は「少年」とだけで、名前は設定されておらず、『テン・ゴーカイジャー』に際して設定された。
- 初期案では『ゼンカイジャー』の五色田介人の同姓同名の別人になる予定だった(この案は次回作にて実現することになる)。
- 由来は、『ゴーカイジャー』の第2話に登場したことから「2話の少年」→「にわのしょうねん」→「丹羽野将年」と思われる。
- 演者の川野氏は後の『王様戦隊キングオージャー』にてコフキ役で出演している。こちらでも戦隊に関係する兵器開発に携わる研究者という役柄。