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男嫌いの女の子・水口まゆが一目惚れした女性は「男の娘」だった!? 好きな人は女の子? それとも男の子? ときめき全開の純情ラブコメディ!

作品解説

『乙女男子に恋する乙女』は、島崎無印氏の4コマ漫画。『ツイ4』(星海社)で2017年7月25日から2020年6月13日まで連載されていた。単行本は全5巻(各話書下ろし有り)。

乙女男子をテーマにした作品であり、「ジェンダー・ステレオタイプの混乱を楽しんじゃおう」というのがテーマの一つになっており、主要人物たちのトラウマを扱う回が定期的に出てきている。

あらすじ

内気な少女、水口まゆは幼少時のトラウマもあり、男性が嫌いで大の苦手だった。だがある時助けられた際に一目ぼれした相手は、素敵なお姉さま……としか思えない容姿を持つ少年舞阪由季であった。最初は戸惑いつつも、彼への想いを深めていく、まゆ。由季もまた、自身の趣味を肯定してくれる彼女に対して惹かれていくのであった。

登場人物

水口まゆ(みなくち まゆ)

『乙女男子に恋する乙女』第一巻宣伝おまけ漫画・イラストなどまとめ

イラスト左側の人物

ショートヘアの内気な少女。幼少時に負った心の傷が影響して失語症(現在は根治)及び男性恐怖症を患っており、どこか怯えているところが有った。そんなある日、一見した限りでは女性に見える少年、ゆきと出会ったことにより、一目ぼれ。戸惑いつつも、少しずつ想いを強めていく。

舞阪 由季(まいさか ゆうき)

『乙女男子に恋する乙女』第一巻宣伝おまけ漫画・イラストなどまとめ

イラスト右側の人物

男の子カフェ「ふりーだむ」では「ゆき」と名乗っている他、普段でもそう呼ばれることが多い。

普段から女性物の服を着ており、性格も乙女チックな思考の男性。日本人とアメリカ人のハーフで、3歳までアメリカで暮らしていた。小中学生時代は男らしくないなど周りからの不理解のせいで差別的な扱いを受けており、男らしい振りを演じながら生活するなど苦しんでいた。

なお、現在は女性物の服を着て生活をしているが、女装している自覚は特に無い。


作者の定義では、「乙女男子=趣味や思考が乙女っぽい」(性癖)、「女装子=女装している男子」(服装)、「男の娘=女装すると女性にしか見えない男子」(容姿)、の三つに分けられているが、彼は三つとも兼ね備えた「ハイパーハイブリッド」だと作者に評されている。

明日香(あすか)

まゆの親友であり、慧の幼馴染。慧のことが好きだが、慧がまゆに片想いしていることを知っており、なかば諦めている節がある。

姉御肌な為まゆから頼られている。

藤枝 慧(ふじえだ けい)

明日香の幼馴染の少年。まゆに片想いしているが、目の前にすると緊張もあって顔が強張ってしまい、結果として怖がらせることとなってしまっていた。『ふりーだむ』では『ケイ』と名乗っている。

まゆと仲良くなりたいという理由で『ふりーだむ』でバイトを始めるが、それまでのバイト経験で『キャラになりきる』ことになれているうえ、女子力が非常に高いこともあり、店長に『才能がある』と評された(なお、『ふりーだむ』の仕事の影響で徐々に乙女チックな思考に染まっている)。

最終的にまゆとゆきの様子から想いを諦め、『ケイ=藤枝慧』であることをまゆに打ち明け、改めて友人関係となる。後日幼馴染の明日香に告白されて意識するようになり恋人関係となる。

藤枝 凛(ふじえだ りん)

慧の弟12歳

気弱な性格をしており、ジェットコースターに乗った際は帰りたいと俯いている。

ゆきと初めて出会った際は妖精さんに出会ったと兄と明日香に言っている。

藤枝 遥(ふじえだ よう)

慧の妹12歳

強気な性格をしており、ジェットコースターに乗った際は俯いてる凛にだらしないとやや強めに言っている。

ゆきと初めて出会った際は王子様に出会ったと兄と明日香に言っている。

「ふりーだむ」店長

通常時は普通のおじさんといった容貌。完全に仕事として女装しており、『女装道』なる信念らしきものも持っている。店員たち(及びその相手)に恋愛に関するアドバイスをするなどしている。

由比 晴彦(ゆいはるひこ)

「ふりーだむ」の店長代理

『ユイ』と名乗っており、「ゆき」と「ケイ」の先輩ベテラン男の娘店員。

水口の母

まゆの母親で、シングルマザー。まゆが幼いころ、一時期だけある男性(吉田 司)と同居していたことがあり、その男性がまゆに対して放った暴言などが、まゆの男性嫌いの元となった。その男性と別れた後も、出来るだけ思い出させるようなことはしたくないとの考えから、男には気を付けるようにとしか言えずにいた。

ゆきのことは存在を知った時は身元調査するなど警戒していたが、実際に話してみて、また、まゆとのやり取りを見て、彼のことを信頼し認めるようになった。

吉田 司(よしだつかさ)

元医者という経歴の小説家。作家ネームは「豊橋つかさ(とよはしつかさ)」

「君の歩幅」というベストセラーを出し映画化もされている。

水口親子とは、医者時代に肺炎を発症したまゆを担当した事が最初の出会いで後日街中で度々出会う内にまゆの母親は、純粋で心優しい性格の司にひかれ同居するようになるのだが、その頃ちょうど新人小説家になりたてでスランプになっていた為幼少期のまゆに暴言を吐いてしまい、彼女に失語症と男性恐怖症を発症させてしまう。まゆの母親と別れた後も二人に何度も会おうと試みておりその都度水口親子は引っ越す羽目になるなどトラウマとなっている。

菊川 藍子(きくかわあいこ)

保険の先生

慧とは甥の関係

同性愛者で島田先生と付き合っている。

島田先生

けいのクラスの担任教師の司書教諭

男性の身体で生まれてしまった女性で現在は肉体・戸籍も含めて女性となっている。

同性愛者で藍子と付き合っている。


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