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概要

東方妖々夢にて、西行寺幽々子が使用したスペルカード

「ふよふよ曲がる弾は霊体です。多くの霊達を統制出来るのは、姿形がハッキリとした亡霊姫の指揮だけ(東方wiki 第2回人気投票 弾幕部門 ZUN氏の投票コメントより)」。

難易度によって名前が微妙に異なり、それぞれスペカ名の最後にEasyでは『-さまよえる魂-』、Normalでは『-宿罪-』、Hardでは『-道無き道-』、Lunaticでは『-自尽-』の文字が付く。

亡郷⇒名前の由来は亡霊(ぼうれい)+望郷(ぼうきょう)。

望郷:故郷に思いを馳せること。

西行の逸話の中に、故郷と同じ地名があったので故郷を想って、杖にしていた墨染めの桜の枝を挿した、というものがある。

亡我郷⇒亡霊(ぼうれい)+忘我の境(ぼうがのきょう)+望郷(ぼうきょう)。

忘我の境:物事に心を奪われ我を忘れて夢中になること。

亡我=幽々子は亡くなっている。

忘我=幽々子は自分の自殺で死んだことなど忘れてしまっている。

スペカ名の最後の由来

  • さまよえる魂

亡霊。=幽々子。

さ迷う(サは接頭語)。

うろうろする。いったりきたりする。

ところを定めず歩く。あちらこちらを歩く。さすらう。

心が安定しない。落ち着かない。

さまよえるオランダ人

リヒャルト・ワーグナー作曲のオペラ。主人公のオランダ人は神罰により呪われ

死ぬことも許されず、この世を永遠にさまよわなければならなくなった。

  • 宿罪(しゅくざい)

宿世(すくせ)の罪障。過去の罪過。

前世で犯した罪。幽々子の場合は生前の罪。

  • 道無き道

とても歩けないような道。

転じて、手立てが困難だったりまだないこと。

  • 自尽(じじん)

自殺。自害。

生前の幽々子はみずからの能力を疎ましく思って自殺した。

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