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概要編集

宮本武蔵と並ぶ本作のもう一人の主人公で、第二章から登場する。

鐘捲自斎の元弟子・佐々木佐康の子供。赤ん坊の頃、佐康が落城を機に小次郎を師である自斎に託し、形見である長刀と共に小舟に乗って彼の元へ漂着し、以来自斎に育てられることになる。


生来より聾唖者(聴覚障害者)であり音を知らず、言葉を話すことができない。それが理由で近隣の子供らにいじめられるが、当時から力が強く、泣きながらも彼らを撃退する。その出来事を機に、後の親友である亀吉こと草薙天鬼との知遇を得、彼と共に不動幽月斎に挑んだのを機に剣才を開花させる。

しかし、養父である自斎はこの出来事を機に小次郎の身を案じ剣の道に進ませまいと、以降稽古をつけることを拒み続ける(…が、挑みかかる小次郎を打ち負かす形で結果的に稽古をつけてしまっていた)。


その後、自斎の元弟子・伊東一刀斎により既に小次郎が自斎の実力を超えていることを見透かされ、同時に武者修行の旅をする吉岡伝七郎一派との戦いを機に剣の世界の広さを知り、一刀斎に導かれ剣士として旅立つことになる。


あどけない童顔と涼やかな切れ目の端正な顔立ち。また体躯にも恵まれ、青年期には常人よりも頭一つ以上は高い長身の偉丈夫に成長する。性格は純粋無垢。青年期以降は女好きでもあり、行く先々で女を買っている。

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