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佐野泉

さのいずみ

芦屋瑞稀とは中条比紗也による漫画作品「花ざかりの君たちへ」の登場人物。
目次 [非表示]

(名探偵コナンの25巻の佐野泉ではありません)


概要編集

演:小栗旬(日本ドラマ2007年版)/中村蒼(日本ドラマ2011年版)/飛輪海(台湾ドラマ版)/ミンホ(韓国テレビ版)

ドラマCD:私市淳

名前は大阪府泉佐野市・泉佐野駅(南海本線・南海空港線)からと、連載当時に人気があったジャニーズJr.の佐野瑞樹から取っている[5]。

イメージフラワーはカラー。

2年。瑞稀の憧れの走高跳の選手。寮でも同室で、さばけた性格の瑞稀をあるハプニングから、いち早く女と気づく。しかし、本人には気付いたことを告白していない。

一時期に中学時のマネージャーを事故からかばった事が原因で高跳を辞めてしまったが、瑞稀に影響されて再び高跳に復帰した。

クールでぶっきらぼうな性格だが、根は優しく美青年な為、女子からの人気も非常に高い。札幌出身で、弟の森(しん)がいる。甘い食べ物は元からあまり好きではなかったが、祖母に毎日ぼたもちをふるまわれたことがきっかけで更に嫌いになり、極端に甘い物を見ると意識が飛ぶこともある。

父親とは走高跳で衝突したために仲が悪い。学業成績は全ての教科において優秀で、高校の奨学生でもある(英語に至ってはネイティブスピードでついていける)が、酒類を飲むとキス魔になるという一面もある。また、風呂好きという意外な一面があり、アメリカの瑞稀の実家に行った際にその家の風呂が総檜だと聞き、瑞稀の父親と熱く語り合ったこともある。瑞稀を知っていくごとに段々と瑞稀に恋愛感情を抱いていく。


「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」(2007年版)編集

通称「セクシー系イケメン」。

瑞稀が桜咲学園に転入するきっかけを作った重要人物。絵に書いたようなクールな美青年なためか女性達からの人気は圧倒的で、様々な投票結果では毎回1位か2位という好記録。

オリンピック選手の候補と呼ばれるほどの走幅跳の選手だったが、アメリカで襲われていた瑞稀を助け、その暴漢からアキレス腱を切られたことが原因で跳ばなくなった。しかし、実際は足を怪我する前から周りの期待が重荷になって跳ぶのがきつくなったと語っており、事実足が治っても向き合うのが恐怖で跳べなかった。しかし、瑞稀の呼びかけによって第2話で退部届けを撤回し、第4話では彼女にも黙ってグラウンドに行き、こっそり練習をしていたことが判明した。その様子を瑞稀と中津に見られ、最終的に陸上部の合宿にも参加することを決意。その後は部員とのいざこざもあったが、第6話で跳ぶことに成功し、認められた。秋の全国大会では、2度失敗するも瑞稀が父のアドバイスを伝言で佐野に伝え、皆の声援を受けて無事に高校記録の高さを跳ぶことが出来た。新記録を出した神楽坂には敵わなかったものの準優勝した。

瑞稀に対してはお節介で我儘、そして彼女が話すことが全て真実だったという理由から嫌っていた。しかし、瑞稀と静稀の討論をきいた際に彼女が女だということと、瑞稀が何もかもを犠牲にして自分の元にきたということを知って「芦屋には笑ってアメリカに帰ってほしい」という決意を固め、静稀が瑞稀を認めるきっかけを作る。その後は少しずつだが、彼女の気持ちに心を動かされ、遂にもう一度跳ぶことを決意する。徐々に瑞稀に対して素直になっていく部分が見られ、自分を女だということを忘れて無防備になる瑞稀を心配する場面もあった(瑞稀からはお父さんみたいと言われた)。瑞稀がアメリカに帰るのを引き留めたあたりから彼女に好意を抱き始め、時々名前で呼ぶこともあった。それと同時に中津と瑞稀が仲良くしているのを見た際には嫉妬なのか「肩に手なんか回させんなよ」と言っていた。陸上競技大会前日では瑞稀に「お前のために跳ぶ」と告白し、当日は母の形見であるお守りを瑞稀に持って欲しいとお願いをして彼女に託した。最終話では瑞稀が三寮長に女性だということがバレた際に自分と中津も知っていたということを告げた。その後、学校を辞めると言い出した瑞稀に「ありがとな、ここまで来てくれて」と礼を言い、空港でキスまでしている。

中津とはハイジャンを辞めてから仲が悪くなってしまったが、瑞稀を通して少しずつ友情を取り戻していく。第9話では北浜に目をつけられた中津に「今日のことは気にするな」と言いながらテストの範囲をまとめたノートを彼にあげたり、カンニングを疑われた彼に対して「こういう時のダチじゃねぇのかよ」と声をかけたりと瑞稀と共に中津の支えになろうとしていた。恋敵でもあり、11話では普段参加しないイベントにも積極的に参加して寮対抗イベントにもかかわらず中津と勝負していた。その反面、瑞稀を守りたいという気持ちは同じで瑞稀が女性だとバレそうになった時は2人で何とかしようと奮闘する。

父親とは因縁があり、母親を見殺しにしたと思って彼を許せなかった。父のことに対して突っかかる瑞稀に対してもきつく当たってしまうが、父が倒れた際に瑞稀の後押しで父と向き合うことが出来た。その際に弟の森とも和解。

初期は原作以上に掴みどころのない性格で、思うように自分の気持ちを上手く伝えられない部分があった他、クラスメイトに対しても嫌味な態度で接していた。感じの悪さは佐野のためにきた瑞稀が「性格悪!」と思ったほど。しかし、瑞稀と触れ合うにつれて変化していき、徐々に自分の気持ちに対しても素直になり、丸くなっていく。ワルぶって付けていたピヤスも合宿前に外した。試合の前日に瑞稀から「佐野が前の佐野に戻ってくれて嬉しい」と言った際には「俺は今の自分の方が好き」と言っている。

甘いものが苦手だが、瑞稀がくれたものは無味無臭なため好みらしい。

本人は自覚がないが、奈良漬けや卵酒など少しでもアルコールの入ったものを口にすると新橋のサラリーマン並に酔ってしまい、当たり構わずキスをする悪癖がある。被害にあった人物は桜咲学園全生徒と言っていいくらいで、劇中では瑞稀、中津、神楽坂にしている。神楽坂に関しては佐野の酔う体質を知らなかったため、かなりびっくりしており後日ホモに目覚めたことが判明している。

スペシャルでは佐野が瑞稀を好きになった瞬間の話がメインとなっている。本人曰く、瑞稀が溺れそうになった際に人工呼吸をしたことが原因で狂ったらしい(この説明をしているとき、何故か中津劇場と似たシチュエーションだった)。三寮長の卒業式では瑞稀とも再開。彼女に手作りチョコを貰った。


「花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜2011」編集

2007年版ほど尖った性格ではないが、クールで周りの和から外れている。

走幅跳の選手だったが、中学の時のマネージャーである理香を庇って足を怪我してしまい、それ以降跳ぶことが出来なくなった。佐野本人は「跳べなくなったのはプレッシャーに負けたから、跳ぶ気持ちを完全に見失った」と語っている。最初は神楽坂にもビビって逃げていたが、第3話で中津の代わりにリレーを走ったのを機に復帰することを決意。学校存続の最後の希望と皆の期待を背負って不安になるが、皆が学校存続に対して意気込んでる様子を見て「今なら跳べる気がする」と自信をつける。本番では瑞稀たちの応援を受けて見事神楽坂を破り、優勝した。

瑞稀のことは1話の終盤で水に透けた彼女の下着を見たことで疑問を抱くようになり、パスポートをみて彼女が女性であるということを確信する。しかし、瑞稀は今の瑞稀のままで残ってほしいという思いがあったため黙っていた。大事には思っているが、気持ちを上手く伝えられなかったり、樹理や珠美に対してははっきり断りきれないところがあるため誤解されやすく、時折いざこざが生じている。彼女がアメリカに帰れるようにと跳ぶことを決意して跳んだのにもかかわらず、戻ってきた時にはどうしたらいいのか分からずにきつく当たってしまった。しかし、本当は嫌じゃなかったらしく中津の粋な計らいで瑞稀に本当の想いを伝えることが出来た。瑞稀が三寮長たちに女性ということを打ち明けた際に自分も知っていたということを告げた。最終回ではカリフォルニアの大学に入学することが決定し、瑞稀と再開を果たす。

甘いものが苦手で瑞稀や関目がしょっぱいと感じた差し入れを「甘すぎる」と言うほど。

アルコールが入ったものを食べたり、消毒液の匂いを少しでも嗅ぐと酔ってしまい、キス魔になってしまう。本人は全く自覚がなく、難波や萱島がその話をしても1人だけよくわからないような顔をしていた。

聖ブロッサム女学院の副生徒会長である岸里樹理に好意を寄せられているが、本人は全く彼女に興味が無い。しかし、中盤までははっきり断ることも出来なかったため、曖昧な回答をしていた。瑞稀への好意の気持ちに素直になったあとはキッパリと断れるようになり、彼女が作ったお守りも「受け取れない」と言った。

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