概要
声(ドラマCD):三木眞一郎
役者:水嶋ヒロ(日本ドラマ2007年版)/桐山漣(日本ドラマ2011年版)/唐禹哲(台湾ドラマ)/ソ・ジュニョン(韓国ドラマ)
人物
名前は大阪市中央区難波・難波駅(地下鉄御堂筋線・地下鉄四つ橋線・地下鉄千日前線・南海・JR・近鉄・阪神)と周辺地域の通称「ミナミ」から取られている。
イメージフラワーはデンファレ。
3年。瑞稀らが生活する第二寮の寮長。
美形でかなりの女好きのチャラ男だが、気さくで後輩思いの頼れる寮長でもある。第二寮に入寮する瑞稀にも親切に接した。強いリーダーシップもあり、寮生から圧倒的に支持を受けている。また、三寮長からなる「花桜会」のメンバーで、生徒会長的な役割も果たす。第一、第三寮長とはイベントがある度に何かと張り合っている。苦い恋の経験があり、それが女好きになった原因だと思われる。
伊緒の息子で、保健医の梅田北斗とは叔父と甥の関係。叔母の里緒からは「南ちゃん」と呼ばれている。後輩の中央千里から好かれているが、本人は避けて軽くあしらっている。真剣な告白も受けるが、結局振った。
「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」(2007年版)
通称「ワイルド系イケメン」。3年生で第二寮の寮長。6話の宝探しゲームで学ランをみつけて以降は花桜会の一員にもなった。イベントでの順位は毎回トップ3に入るほどの人気がある。
かなりの女好きで「歩く生殖器」と言われており、瑞稀と共にいた際にも天王寺が「そいつのそばに居ると妊娠するぞ」と発言している(本人は否定していたが)。また、中津や天王寺から「難波ではなくナンパ」呼ばわりされたことも。放送開始当時は15股していたが、中央の策略によって全員と別れる羽目になり、現在は彼女なし。7話の時点で73日彼女がいないと中央の口から語られた。彼女なしなのは母の伊緒からも珍しいと言われているほど滅多にないことらしい。今は彼女がいないせいで許嫁がいる天王寺から見下されることもあるが、ナンパの実力は本物で、5話で中津が神楽坂にナンパ勝負で負けそうになった時には10人以上の女性を引き連れて勝利に導いた。大体の女は別れても興味がないようだが、5歳年上の中学時代の家庭教師だった可南子だけは別で中学卒業後一緒に暮らそうとしていたほど。本人曰く、「本気で愛した唯一の女」らしい。第5話で彼女と再会した際にはよりを戻そうとするが、彼女が結婚間近だったため断られる。その後、略奪も考えるが、中央の「彼女の幸せと自分の幸せどっちが大事なのか」という言葉によって考えを改め、彼女の結婚を祝福し、高校に進学してよかったと告げた。
女好きなチャラ男な反面、後輩思いな頼れる寮長でもあり、廃校のデマが流れた際には母の伊緖にこの学校で退学になる生徒がいたら雇ってほしいと頼んだり、横暴が過ぎる北浜に対して天王寺、姫島と共に花桜会として中津の停学を取り消してもらうよう交渉するなどしている。伊緖曰く、「何だかんだ桜咲学園が好き」らしい。
天王寺、姫島とは毎回のように争っており、花桜会の話をした際にも「都市伝説並のネタでしかない」と言っていたが、いざとなれば協力をしている(実際に花桜会も結成された)。
瑞稀とは登場する生徒の中で最後に出会っており、その時に寮案内をしている。また、スペシャルで瑞稀をみて環境が変わっても自分次第でどうにでもなると思ったと語っている。
中央に好意を寄せられており、過剰なアプローチをされている。そのことに対して毎回嫌がっているが、友達がいなかった中央を和の中に入れた過去がある。ダンスパーティでは、聖ブロッサム学園の生徒とペアになる予定だったが、ひばりとひばり4以外が体調不良に陥る事態となったため、女装した中央と組むことに。本番では天王寺がぶつかってきたことにより、その衝撃で中央とキスしてしまう(中央はご満悦だったが、難波は「アンハッピー…」と呟いていた)。
最終話ではひばりがいう女を確かめるために着替える所を目撃しており、その1週間後に張り込んでいた時に瑞稀をみたため彼女を生徒会室に呼び出す。そこで、真実とその事情を聞き、バレたら瑞稀本人が傷つくためこのままにはしておけないと判断するものの、「生徒を守るのが花桜会の役目」ということで「自分たちが卒業する3月までに新しい道をきめるようにする」と提案。その後、卒業することになった瑞稀に「桜咲学園は誰がなんと言おうとお前の母校だ、なんかあったらどこへでもかけつけてやるからよ」と言葉を残した。その半年後の修学旅行に(他の寮長と共に)自腹で来ることが判明した。
スペシャルでの夏休み中の話では、瑞稀の友達、ジュリアに積極的にアプローチを仕掛けているがあしらわれている。本人曰く第一印象で嫌われたのは初めてらしい。また、塩素アレルギー持ちのため陣取合戦には参加しなかったが、第二寮が優勝し、中央が最優秀賞となったため、褒美として彼からキスされた。最終話後の後日談(2008年2月~)では、大学受験では顔を武器にして一芸で合格したと報告する。卒業式当日は特別に戻ってきた瑞稀に礼をいい、全生徒に「今しかないこの瞬間を存分に楽しんでめいいっぱい輝け」とエールを送った。
「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」
原作同様、女好きなチャラ男ではあるが、学校が廃校間近の瀬戸際にある危機的状況もあってか、ナンパ描写は少なめ(それでも、初めてあった瑞稀を男とみているのにもかかわらず「君かわいい顔してるね」と口説くような口調で言ったり、見ず知らずの女性に口説きながら花をあげたり、通りかかっていく水着の女性をしたからエロい目でみたりしている)で、それ以上に寮生の頼れるリーダー、まとめ役といった印象が強い。
第3話では特別な彼女である加奈子と再会。どうして自分の前からいなくなったと問いただし、知らないといって最初は去るものの運動競技会で吹っ切れ、彼女の結婚を祝うための花束をかった。
基本的に瑞稀や中津の提案に賛成することが多く、合同球技大会をしたいと瑞稀たちが言い出した時には出来るように協力した他、失敗した際には責任をとった。他にも学園祭の運動競技会で大人達の策略と分かった際には寮生全員を立ち直らせるなどリーダーシップに長けている。瑞稀が責任を感じて落ち込んだ際にも桜咲学園の話をして慰めたことがある。
大人達によって振り回されることが多いが、その度に先陣を切ってなんとか立ち直らせようと奮闘する。
中央に想いを寄せられているが、毎回軽くあしらっている。しかし、首をかけて学園長に早期取り壊しを撤回するよう頼んだ時には彼がつくったお守りを受け取っている。
天王寺や姫島とは争うことは多いものの、佐野が跳ぶと決意した際には自分たちにも出来ることがあると考え、校舎の早期取り壊しを撤回するべく花桜会を結成した。
10話で噂の真意を確かめるべく女がいるか張り込みをしていた際に瑞稀をみて、瑞稀と佐野の部屋に来て真実と事情をきくが、瑞稀は大切な仲間だという理由で桜咲学園に留まることを許可した。しかし、瑞稀が全員に打ち明けたいという気持ちをきいてそれを了承する。噂が広まり、学園長たちに退学させられそうになるが、瑞稀がそれを阻止したため、このまま終われないと考える。その後、廃校式では自分たちの気持ちを瑞稀に伝えるためにダンスを踊った。
瑞稀が学校から去る際には「お前は凄いことを教えてくれたな」「元気で」という言葉を贈った。