概要
演:岩佐真悠子(2007年版/2011年版)
聖ブロッサム学院の生徒会長。3年で演劇部所属。
お上品でプライドが高い性格。ブロッサム学院の生徒たちからは「ひばり様」と呼ばれ、慕われている。
可愛らしく美しいものが好きで、瑞希のことを「ハミングバード」と呼ぶ。姫島正夫とはトロフィーハンターと呼ばれ、物心付いた時から何かと対立し、小さい頃からの腐れ縁。
中津から風貌が「お蝶婦人に似ている」と言われる。合同ダンスパーティでは姫島とのタンゴ(仕方なく利害一致した故に)でクイーンに選ばれた。
名前は雲雀丘花屋敷駅(兵庫県宝塚市、阪急宝塚本線)から取られている。
「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」(2007年版)
原作以上に個性が凄まじく、自身の美貌に絶対的な自信を持つ。カンナ、エリカ、樹里、こまりの4人(通称:ひばり4)を率いるリーダー的存在。行列に巻き込まれたり、桜咲学園の生徒に詰められメイクがぐちゃぐちゃになることもしばしば。ミスコンで6年連続1位、舞踏会のベストカップ賞で7年連続優勝と驚異的な記録保持者だったが、どちらも2007年で途絶える(ミスコンでは瑞稀が1位、舞踏会では姫島と共に挑むも瑞稀と中津がベストカップルとなった)。年数は気にしてはいけない。
やたら、張り切るその性格から秋葉からは苦手意識を持たれている。
佐野泉に想いを寄せており、取り巻きを巻き込んでまで積極的にアプローチをかけている。その思いの強さは妄想で佐野泉とメールでやり取りをしてエアーデートをしたり、佐野が雑誌に載った際には「佐野の美貌を他の人に拝ませるわけには行かない」という理由で雑誌を買い占め、購入者からも取り上げたりするほど。あまりにぶっ飛んだ行動からこまりにツッコまれることが多い。合コンでは佐野に対して延々と話し続けるも見向きもされずに終わった。
本人は佐野のことが好きだが、合コンから姫島との関わりが多くなっていき、姫島にダンスを教えたり、ダンスパーティでペアになって息の合ったダンスをみせたりしている(しかし、審査員の秋葉からは暑苦しいと言われる)。最終回では付き合うことになった…?(姫島の方もひばりに正夫と言われても平然としていた)だが、彼に対しては膝蹴りをしたり、唾を飛ばしたり、ドブスと吐くなど散々な態度である。
その一方で、こまりが失恋した時には「一緒に泣いてあげるから」と声をかけてあげるなど、優しい一面もある。
11話で瑞稀とぶつかった時に瑞稀が落とした財布とその中に入っていたパスポートを発見。彼女が女性だということに気づき、三寮長を呼び出してそのことを伝える(しかし、それをきいていた中津が途中で話を止めたためその女性が瑞稀ということは伝え損ねている)。佐野にパスポートを返して欲しいと言われた際に最初は「本人を自分の所に連れてこないと返せない」と伝えるが、佐野が再度返して欲しいと頼んだため、桜咲学園の混乱が収まることに役立てると考えて返す。その時に彼が瑞稀のことを好きということを改めて知る。
瑞稀が卒業する時には「色々あったけど最高のライバルと思っている」と言葉を送った。
スペシャルでのバレンタインチョコ争奪戦では佐野にチョコレートを渡そうとするが、規格外のサイズでボックスに入らなかったため却下され、謎のハンターに強制連行された。3月の卒業式で桜咲学園の三寮長と共に卒業。ひばり4の4人に「これからも桜咲学園の皆さんに快適なスクールライフを送っていただけるよう、誠心誠意尽くしてください」と言葉を残した。
「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」(2011年版)
本作ではフランスのパリにおり、度々樹理たちにメッセージとお菓子を送っている。7話にて帰国し、ダンスパーティのお誘いのために桜咲学園に姿を出す。その時に姫島とは幼い頃からの因縁があることが判明した。今も口論が絶えないが、ダンスパーティでは二人でタンゴを踊り、息の合ったダンスを披露した。
瑞稀のことを気に入っており、ダンスパーティーの際には「健気なことりちゃん、可愛らしい」と呼んで、抱きしめている。また、その瑞稀に嫉妬して、彼女に嫌がらせをする樹理に対しては勝負は正々堂々とするよう忠告する。
最終回にも登場。相変わらず姫島と啀み合うが、周りからは「あの二人はあれがいい」と言われていた。その後、瑞稀が三寮長を庇って退学することを耳にした際は、「桜咲学園の生徒として恥ずかしくない終わり方をするのが彼女に答えるただ一つの道」と桜咲学園の寮生らに伝える。
上記の通り、瑞稀のことを気に入っていたり、姫島と幼少期からの因縁があるなど、設定そのものは2007年版よりも原作に近くなっている。