概要
クリエイターが創作を手掛ける際に、作品にその人特有の個性やメッセージ性が特徴や作風となって現れるさま、その傾向。
文脈によっては『個性的すぎてクセが強い作品・作者』の隠喩ともなる。
作家性が強いと…
良くも悪くもオリジナリティが出る。つまり、色々な意味で特徴的になれて、注目される頻度も多くなる。
ただし、いい意味でも悪い意味でも、である。
作家性の強さは、ユーザーの需要や趣向の傾向によっては、時に諸刃の剣となり得ることを理解しておこう…独自性や観念性にすぎる世界観や展開は一部のマニアに喜ばれる以外は一般ユーザーのSAN値を無為に消費させ「作者は病気」と認識されかねないからである、まじで。
このため、二次創作やメディアミックスなど『原作』が存在するものでこれが露骨なかたちで現出した場合、良い場合では原作クラッシャー、悪くて原作破壊となる場合もある。
とはいえ、商業ベースにしてもコミケなどであっても目立ってナンボなことも事実である。というか、これがゼロだとそもそも見向きもされない。程度の問題はあれど、作家性は持っている方に越したことはないし、できれば多少なりともコントロールできるようにしておきたい。
これには才能も大きなウェイトを占めるが、それを補完するのは日々の努力や経験といった後天的なものが物を言うので、創作の試行錯誤だけでなく読書や人生経験を積み上げるのも重要といえる。
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作家性が強いとされるクリエイター
- 浦沢直樹(漫画家、ミュージシャン)
- 大友克洋(漫画家、アニメ監督)
- 岡本太郎(芸術家)
- 押井守(映画監督、映像作家)
- 岡田麿里(脚本家、アニメ監督)
- 雁屋哲(漫画家、漫画原作)
- クエンティン・タランティーノ(映画監督、俳優)
- 京極夏彦(小説家、妖怪研究家)
- 宮藤官九郎(脚本家、俳優)
- 黒澤明(映画監督)
- 小林よしのり(漫画家、思想家)
- スティーブン・スピルバーグ(映画監督、プロデューサー)
- 佐藤大輔(小説家、漫画原作)
- 島本和彦(漫画家)
- 新海誠(映画監督、アニメーター)
- 高橋ナツコ(脚本家)
- 高畑勲(映画監督)
- 田中芳樹(小説家、漫画原作)
- デヴィッド・リンチ(映画監督)
- 手塚治虫(漫画家、アニメ作家)
- 富野由悠季(アニメ監督)
- パブロ・ピカソ(画家、美術家)
- バンクシー(ストリートアーティスト)
- フィンセント・ファン・ゴッホ(画家)
- 平野耕太(漫画家、イラストレーター)
- 古野まほろ(小説家、元警察官僚)
- 丸尾末広(漫画家、イラストレーター)
- 水木しげる(漫画家、妖怪研究家)
- 宮崎駿(漫画家、映画監督)
- 村上春樹(小説家、翻訳家)
- 村上龍(小説家、映画監督)
- 安彦良和(アニメーター、漫画家)
- 山下清(画家、芸術家)
- 夢野久作(小説家)
- ハワード・フィリップス・ラヴクラフト(小説家、クトゥルフ神話開祖)
ect
…作家性だけでなく人間性にも一癖も二癖もある人物ばかりな気もするが、気にしてはならない。