ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

全国高等学校野球選手権神奈川大会

0

ぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんたいかい

全国高等学校野球選手権神奈川大会(ぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんかながわたいかい)は、神奈川県で開催されている全国高等学校野球選手権大会の地方大会。

概要

1982年(第64回)から2009年(第91回)まで参加校数が全国最多を誇っていたこの大会は横浜スタジアム、保土ヶ谷球場を主会場に、県内12球場で行われる。過去の最多参加校数は2000年の207校。その後は少子化による公立校の統廃合が相次いだために2010年、愛知大会の188校に対して神奈川大会の参加校数が2校下回り、「神奈川を制する者は全国を制する」とまで言われた全国最激戦区の座を29年ぶりに明け渡した。一方で私立校の共学化や連合チームの出場により2012年 - 2014年は再び全国最多となったが、2015年 - 現在は愛知大会の189校を1校下回った(参加校数はいずれも日本高校野球連盟の発表に基づき連合チームを1校としてカウント)。

参加校数に加えて、全国的な強豪校や古豪が多いために激戦区といわれ、首都圏では突出して高校野球人気が高い。ベスト16以降はもちろん、序盤でも好カードになると満員になることがある。

神奈川大会の優勝校には表彰状・朝日新聞優勝旗・優勝盾が、準優勝校には表彰状・神奈川県高野連準優勝旗・準優勝盾が、第3位の2校に敢闘賞旗が授与される。

なお、神奈川県の高校野球公式戦では、照明灯が点灯されナイトゲームとなった時のほか、外野スタンドを開放した際にも外審を配置し審判6人制で試合を行うことになっている。なお第105回大会以降、雨天時続行不可能の場合のみ継続試合が適用されている。

試合終了後の校歌演奏は勝利校が演奏する。

沿革

神奈川県勢は1916年の第2回大会から地方大会に参加。1948年の第30回大会から神奈川県単独代表が認められた。

1947年の第29回大会までは複数の府県を対象とした地方大会を制する必要があり、苦戦を強いられた神奈川県勢の全国大会出場回数はわずか6回にとどまっていた

年度参加校構成
関東大会1916-1917茨城・東京・神奈川
京浜大会1918-1922東京・神奈川
神静大会1923-1930神奈川・静岡
甲神静大会1931-1935山梨・神奈川・静岡
南関東大会1936-1940埼玉・千葉・神奈川
神奈川大会1941神奈川
南関東大会1946-1947埼玉・千葉・神奈川
神奈川大会1947-1997神奈川
神奈川大会1998東神奈川・西神奈川
神奈川大会1999-2007神奈川
神奈川大会2008北神奈川・南神奈川
神奈川大会2009-2017神奈川
神奈川大会2018北神奈川・南神奈川
神奈川大会2019- 神奈川

2020年は開催予定の第102回全国高等学校野球選手権大会新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により本大会と地方大会が中止となった事に伴う神奈川県独自の代替大会として「令和2年度神奈川県高等学校野球大会」が開催された。

使用球場

原則として、1つの球場で一日に2試合ずつ開催される(2021年以降の第1試合は10時開始)。雨天中止となった場合は、一部の球場で翌日の試合を3試合開催(第1試合は9時開始)として順延となった試合を翌日に消化し、極力日程の延期を避けるための工夫がなされる。第1試合と第2試合のインターバルが他都道府県大会と比べて非常に長く、大会序盤では45分程度、準々決勝以降は1時間以上のインターバルがある。ただし2024年は横浜スタジアムがMrs. GREEN APPLEコンサートの影響で準々決勝を4球場同時開催

※使用球場に命名権が付いている場合は、正式名称と併記する。

歴代結果

優勝準優勝ベスト4ベスト4
第1回不参加
第2回慶応普通部早稲田実早稲田中青山学院
第3回慶応普通部横浜商麻布中早稲田中
第4回慶応普通部横浜商早稲田中早稲田実
第5回慶応普通部早稲田実横浜一中麻布中
第6回慶応普通部横浜商早稲田中早稲田実
第7回慶応普通部東京高師付中攻玉社中早稲田中
第8回早稲田実横浜貿易慶応普通部横浜商
第9回横浜商静岡中横浜一中横浜貿易
第10回静岡中商工神奈川師範掛川中
第11回静岡中横浜商
第12回静岡中横浜一中
第13回静岡中横浜一中
第14回商工静岡中
第15回静岡中横浜商
第16回静岡中商工
第17回商工静岡中横浜商浅野中
第18回静岡中島田商静岡商横浜三中
第19回横浜商浅野中静岡商甲府商
第20回島田商静岡商浜松一中掛川中
第21回甲府中神奈川工静岡中静岡商
第22回千葉中横浜商商工豊岡実
第23回浅野中神奈川商工浦和商豊岡実
第24回浅野中関東中商工横浜商
第25回千葉商関東中大宮農商横浜商
第26回千葉商大宮工関東中成田中
第27回横浜商商工横浜二中浅野中
第28回成田中横浜商浦和中本庄中
第29回成田中川崎中湘南中浦和中
第30回浅野逗子開成川崎川崎工
第31回湘南商工逗子開成鎌倉学園
第32回商工希望ヶ丘慶応厚木
第33回希望ヶ丘鶴見浅野横須賀
第34回法政二湘南横須賀川崎工
第35回慶応法政二浅野日大高
第36回鶴見工日大高希望ヶ丘鶴見
第37回法政二鎌倉学園希望ヶ丘横浜商
第38回慶応商工湘南法政二
第39回法政二商工関東学院川崎工
第40回法政二商工慶応横浜商
第41回法政二慶応鎌倉学園横浜商
第42回法政二慶応横浜鎌倉学園
第43回法政二武相鎌倉学園横浜緑ヶ丘
第44回慶応鎌倉学園法政二横浜
第45回横浜慶応法政二鎌倉学園
第46回武相鎌倉学園法政二横浜商
第47回武相日大高鶴見工鎌倉学園
第48回横浜一商武相慶応津久井
第49回武相日大高法政二鎌倉学園
第50回武相鎌倉学園横浜商慶応
第51回東海大相模横浜桜丘
第52回東海大相模横浜一商法政二桐蔭学園
第53回桐蔭学園武相藤沢商法政二
第54回東海大相模秦野横浜一商法政二
第55回藤沢商桐蔭学園東海大相模日大藤沢
第56回東海大相模横浜横浜商慶応
第57回東海大相模日大藤沢日大高横浜商
第58回東海大相模向上多摩武相
第59回東海大相模横浜商桐蔭学園法政二
第60回横浜横浜商桐蔭学園武相
第61回横浜商横浜日大藤沢藤沢商
第62回横浜桐蔭学園武相鎌倉学園
第63回横浜東海大相模日大藤沢日大高
第64回法政二日大高横浜横浜商
第65回横浜商横浜法政二相洋
第66回桐蔭学園向上関学六浦綾瀬
第67回藤嶺藤沢横浜桐蔭学園山北
第68回横浜商横浜津久井浜藤沢商
第69回横浜商東海大相模鎌倉学園法政二
第70回法政二鎌倉学園横浜商横浜
第71回横浜日大藤沢山北横浜商
第72回横浜商神奈川工桐蔭学園川崎北
第73回桐蔭学園横浜武相横浜商
第74回桐蔭学園横浜日大藤沢横浜商
第75回横浜商大横浜山北日大藤沢
第76回横浜日大藤沢横浜商工湘南
第77回日大藤沢慶応横浜商大横浜
第78回横浜日大藤沢藤嶺藤沢武相
第79回桐蔭学園横浜商鎌倉学園横浜
第80回平塚学園東海大相模日大藤沢藤嶺藤沢西
第80回横浜桐光学園横浜商横浜商大
第81回桐蔭学園桜丘横浜桐光学園
第82回横浜桐光学園横浜商大商工
第83回横浜桐光学園東海大相模桐蔭学園
第84回桐光学園東海大相模桐蔭学園平塚学園
第85回横浜商大横浜東海大相模桐光学園
第86回横浜神奈川工横浜隼人横浜商大
第87回桐光学園慶応日大高東海大相模
第88回横浜東海大相模横浜商大桐蔭学園
第89回桐光学園東海大相模横浜慶応
第90回横浜横浜創学館藤沢西藤沢総合
第90回慶応東海大相模桐光学園綾瀬
第91回横浜隼人桐蔭学園桐光学園横浜創学館
第92回東海大相模横浜武相横浜隼人
第93回横浜桐光学園桐蔭学園横浜創学館
第94回桐光学園桐蔭学園日大藤沢平塚学園
第95回横浜平塚学園東海大相模桐蔭学園
第96回東海大相模向上横浜隼人横浜
第97回東海大相模横浜桐光学園日大高
第98回横浜慶応桐蔭学園桐光学園
第99回横浜東海大相模桐光学園日大高
第100回横浜鎌倉学園星槎国際湘南横浜創学館
第100回慶応桐光学園東海大相模横浜商大
第101回東海大相模日大藤沢桐光学園相模原
第102回中止
第103回横浜横浜創学館慶応藤沢翔陵
第104回横浜東海大相模横浜創学館立花学園
第105回慶応横浜横浜商東海大相模
第106回東海大相模横浜向上武相

慶応普通部=現在の慶應義塾高校

早稲田中学校=現在の早稲田高校

麻布中学校=現在の麻布高校

横浜第一中学校=現在の神奈川県立希望ヶ丘高校

東京高師付中学校=現在の筑波大学付属高校

横浜貿易学校=現在の横浜高校

静岡中学校=現在の静岡県立静岡高校

神奈川県師範学校=現在の横浜国立大学

掛川中学校=現在の静岡県立掛川西高校

浅野中学校=現在の浅野高校

横浜第三中学校=現在の神奈川県立横浜緑ヶ丘高校

浜松第一中学校=現在の静岡県立浜松北高校

甲府中学校=現在の山梨県立甲府第一高校

千葉中学校=現在の千葉県立千葉高校

豊岡実業学校=現在の埼玉県立豊岡高校

関東中学校=現在の千葉敬愛高校

大宮農商学校=現在の埼玉県立大宮高校

成田中学校=現在の成田高校

大宮工業高校=現在の茨城県立常陸大宮高校

横浜第二中学校=現在の神奈川県立横浜翠嵐高校

浦和中学校=現在の埼玉県立浦和高校

本庄中学校=現在の埼玉県立本庄高校

川崎中学校=現在の神奈川県立川崎高校

市立川崎工業高校=いつかは不明だが廃校

市立鶴見工業高校=横浜市立サイエンスフロンティア高校の開校に伴い2011年に閉校

横浜第一商業高校=現在の横浜商科大学高校

藤沢商業高校=現在藤沢翔陵高校

横浜商工高校=現在の横浜創学館高校

優勝・準優勝回数ランキング

優勝回数ランキング

順位学校名回数
1位横浜高校20回
2位東海大学付属相模高校12回
3位法政大学第二高校9回
4位横浜市立横浜商業高校7回
5位慶應義塾高校6回
5位桐蔭学園高校6回
7位桐光学園高校4回
7位武相高校4回
9位横浜商科大学高校3回
9位浅野高校3回
9位神奈川県立商工高校3回
12位横浜隼人高校1回
12位平塚学園高校1回
12位日本大学藤沢高校1回
12位藤嶺学園藤沢高校1回
12位藤沢翔陵高校1回
12位※1横浜市立鶴見工業高校1回
12位神奈川県立湘南高校1回

※1 横浜市立鶴見工業高校は、横浜市立サイエンスフロンティア高校の開校に伴い2011年に閉校

準優勝回数ランキング

順位学校名回数
1位横浜高校14回
2位横浜市立横浜商業高校10回
3位東海大学付属相模高校9回
4位神奈川県立商工高校7回
5位鎌倉学園高校6回
5位慶應義塾高校6回
7位日本大学藤沢高校5回
7位桐光学園高校5回
9位桐蔭学園高校4回
9位日本大学高校4回
11位向上高校3回
11位神奈川県立神奈川工業高校3回
11位武相高校3回
11位神奈川県立希望ヶ丘高校3回
15位横浜創学館高校2回
16位平塚学園高校1回
16位横浜市立桜丘高校1回
16位神奈川県立秦野高校1回
16位横浜商科大学高校1回
16位法政大学第二高校1回
16位神奈川県立湘南高校1回
16位神奈川県立鶴見高校1回
16位逗子開成高校1回
16位神奈川県立川崎高校1回
16位浅野高校1回
16位※2 本牧中学校1回

※2 本牧中学校は、横浜中学校(現在の横浜高校)に吸収される形で1948年に閉校。横浜市中区本牧和田にある「横浜市立本牧中学校」とは別。

コメント

コメントが未記入です
全国高等学校野球選手権神奈川大会
0
編集履歴
全国高等学校野球選手権神奈川大会
0
編集履歴