概要
赤い月発生後の『隠し街ヤハグル』のボスであり、儀式の渦中にある街の奥「再誕の広場」にて出現する異形の存在。
狩人が広場に足を踏み入れると「鐘を鳴らす女」達の鐘の音に応えるかのように空に浮かぶ赤い月に真っ黒な靄がかかり、その中から地上に産み落とされるかの如く姿を現すという不気味な登場シーンを披露する。
容姿
作中に登場するボスの中でもトップクラスの巨体をもつ、全身がおびただしい量の腐敗した身体パーツらしきもので構成された悍ましい姿の怪物。
その造形は名状し難いが、大まかに2つの巨大な半身が土台と連結して四つ足の獣ように振る舞う形を取っている。一方の最上部には1人突き出た亡者のような人型の上半身、もう一方には牙の生えた獣に見えなくもない頭を備えており、プレイヤーの立ち位置に応じてその前後が切り替わる。
戦闘
フィールドの2階外周にいる「鐘を鳴らす女」が火球や回復弾を飛ばしてボスを援護してくるため、まずは階段を登った先で鐘女を全員倒してから戦闘に入るのが望ましい。
再誕者自体はその巨体や大きな前足、身体中から突き出た小さい足などによる物理攻撃のほかに、衝撃波や体液による範囲攻撃も繰り出す。
加えて弱点でもある人型の上半身部分が本体と独立して行動しており、詠唱と共にプレイヤーに身体パーツの一部とおぼしきものを飛ばしたり頭上に降らせるなどして攻撃してくる。
部位破壊できる箇所が多く、十分な攻撃力があれば連続でダウンを取り続け一方的に殴るだけであっさりと倒せてしまうことも。逆に部位破壊に手間取る場合は苦戦を強いられやすく、火力や特攻の有無によって明確に難易度が左右されやすいボスとも言える。
撃破すると「黄色い背骨」をドロップする。
余談
- PlayStation.Blogに掲載された『Bloodborne』サウンドチームインタビューにて、再誕者の戦闘BGM 『The One Reborn』を担当した鈴木伸嘉氏は「凄惨な大量生贄の儀式であり、その点でホラー感、気持ち悪さの演出というのは大前提の下、プラスして荘厳さ、大物感といった所がテーマにありました。」と語っている。