CV:石上静香
概要
アーカディア帝国が滅ぼした東方の島国、古都国の姫であり最強の機竜使い。年齢はルクスの1歳下だが、心身ともに大人びている。
生まれつき殺人など法を侵すことを厭わないほど倫理観が欠落し、さらに戦士として高い才能を持ち合わせていたため(5歳の頃に自分を暗殺しようとした刺客を返り討ちにして殺害している)、周囲から忌避され王族から引き離された。「切姫」とは9歳で兵法指南役から免許皆伝と同時に受け取った忌名であり、元の姓は羽々斬(はばきり)。
左目に洗礼を受けている為、右目が青色なのに対し、左目が紫色になっている。
古都国が滅びる時、アーカディア皇帝と交わした「同じ王族である双子の弟だけは助ける」という契約により帝国の軍門に降り、以降は皇帝の忠実な僕として裏の仕事を行っていたため「帝国の凶刃」と呼ばれる。ただその弟は帝国の重臣達の手によって殺されてしまっていた。
帝国が滅びた後は牢獄に幽閉されていたが、一時的に牢から出された際に監視者たちを皆殺しにして自由の身となる。既に滅びた旧帝国との契約を遵守するために「アティスマータ新王国を滅ぼしアーカディア帝国を復活させる」ことを画策、旧帝国王子であるルクス・アーカディアをその神輿として担ぎ上げようとするが、そもそも旧帝国を滅ぼした張本人である彼にはその気がなかったため断られてしまい、ヘイズに与し新王国への侵攻を行う。その最中ルクスと刃を交え、追い詰めるが、弟のことを思い出してしまったことに際する精神的乱れを彼に突かれ、返り討ちに遭う。その後、帝国滅亡の真相とルクスの目指す国の姿を知ったことで負けを認め、ヘイズの元から足を洗った。その後は帝国ではなくルクス個人に仕えることを一方的に宣言し、士官学園に編入した。
編入後は「主様(ルクス)は世継ぎを残すべき」と、ルクスに夜這いをかけたり他の生徒に偏った性知識を吹き込むなどして彼を困らせている。なお、彼女自身は性知識こそあるが経験自体はない。
つまり、夜這いはその場の勢いの可能性がある。
ちなみに天然の気が(多分)ある。
(というのも、コミック版では草刈りを自身の機攻殻剣で行ったり、花の水遣りを水桶の中身ごとぶちまけるように行ったり、書類の整理なのに焼却炉に書類をぶち込むなどしていた為。)
機竜使いとして
使用する機竜は神装機竜・夜刀ノ神(ヤトノカミ)。
詠唱符は「侵食せよ、凶兆の化身たる鏖殺の蛇竜。まつろわぬ神の威を振るえ、〈夜刀ノ神〉」
黒を基調とした特装型の機竜。飛翔機能こそないが、後述する神装や特装型固有の迷彩機能を活かした隠密行動に優れている。
その神装の名は〈禁呪符号(スペルコード)〉。自身が手を触れた箇所を中心に他の装甲機竜の制御系統を一時的に乗っ取ることができ、触れた時間が長いほど精密で強力な命令になる。10秒も触れていれば機体の全てを意のままに操ることができ、これを集団に対して使えば同士討ちを引き起こして一方的に壊滅させてしまうこともできる。
また、夜架自身の機竜使いとしての技量も高く、ルクスが編み出した三大奥義に独自のアプローチで至っている。