概要
演:井出杏奈
1989年5月11日生まれの14歳で、羽生蛇村中学校の中学2年生(2年1組)。本来なら例の花嫁も同級生だったかも知れない。
同世代の他の子と比べると少々夢見がちだが、思春期真っ只中の繊細なごく普通の中学生で、年頃の女の子らしくイチゴやお姫様などの可愛いものを愛好する趣味がある。
一人娘で溺愛されて育ったため、本編では家出中だったものの、本当は彼女も両親のことが大好き。
その一方で賽銭とパトカーで屍人を陽動したり、村に鳴り響くサイレンを「何かの鳴き声のようだ」と形容するなど、機転が利き、勘が鋭いといった意外な一面も見せる。
日記を付ける習慣があったようだが、近頃の知子の成績が悪いのを心配した母が勝手に中身を読み、親子で喧嘩になる。怒った知子は書き置きを残して家を飛び出し(本気の家出ではなく“ちょっと心配させてやろう”程度のプチ家出)、水蛭子神社で時間を潰していた。そんな中で異変に巻き込まれ、異界に取り込まれる不運な子である。
リブート版のコミック『SIREN ReBIRTH』では「SNSを勝手に見られた」という、時代に合わせた理由で家出をしている。
ファンからの愛称は「ぽぽこ」。牧野が知子を呼ぶ声が「ぽぽこちゃ~ん!」と言っているように聞こえる事に由来する。
pixiv内でも名前ではなくこちらをタグにしている作品が少数ながら存在する。
足が速めなもののスタミナは低く、敵を振り切ることはできても逃げ続けるのは難しい。
また武器を入手できないので攻撃不可(モーションは実装されているが没になった模様)。
HPは意外にも他と同じ。1発くらいなら撃たれても死なない。
容姿
赤いジャージ(所謂芋ジャージ)着用。髪は二つ結び。ジャージの白線は二本である。生徒手帳(アーカイブ)の写真はブレザー姿。
漫画版の回想シーンではセーラー服を着ている。
関連イラスト
以下、ネタバレ注意
ネタバレ概要
異変発生後、なんとか家に帰ろうとしていたところに「求導師様」と呼び慕っている牧野慶と出会い、彼に庇護を求める。が、途中で屍人の襲撃に遭った際に見捨てられ結局一人に。
恐怖に震えながらも必死に村を奔走するうち、求導女の八尾比沙子と遭遇。両親の待つ教会まで保護してもらうことに・・・なるはずだったのだが、本来の人格が覚醒しつつあった八尾によって屍人がうろつく廃屋に連れて行かれてしまい、屍人達に襲われた。
気がつくと八尾の姿は無く、知子は幻覚を見つつもやっとの思いで教会に着くが、赤い水の摂取量が一定量を超えていた知子はすでに半屍人と化していた。両親は化け物と化した知子を反射的に拒絶してしまう。(ちなみに、怖すぎて放送禁止となったCMで使われた2シーンのうち一つがこれ)
この時点で知子自身は屍人化していることに気付いておらず、『家出した事を怒っている』と勘違いし悄然と立ち去る。SIREN屈指の切ないシーン。
正気を取り戻した両親は自分たちの行いを猛省し、知子の後を追って教会から飛び出すが、そこで屍人に襲われ死亡→半屍人化。(半屍人時の姿を見る限り、母親は頭を、父親は胸を撃ち抜かれたようだ)
知子とも再会を果たし、その後は一家で仲良く廃屋に住み着く。
廃屋では終始『はないちもんめ』を歌いながら1F廊下で落書き→2F廊下で落書き→自室で勉強のパターンを繰り返す。日記を見られたせいなのか自室に鍵をかけており、部屋の中のアイテムを取るには知子を部屋の外へ誘導しなければならない。
生前に仲が良かったのか、春海を見つけると「はーるみちゃーんがほーしい」、「一緒に遊ぼ」と言いながら近づいてくる。(学年が全く違うものの、ド田舎なので同じ教室を使っていたと思われる)
ちなみに親に見つかると「どこの子だ、悪い子はおしおきだぞぉ」「勝手に人の家に入るなんて、悪い子ねぇ」と言われる。お前ん家でもねえだろ。
廃屋脱出後は先生などと違い登場せず。
いずれにせよSDKによって浄化されたであろう。