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本作の主人公。デフォルトネームから変更可能。

春から私立の女子高に進学予定の15歳。

共学が希望だったため、プロローグでは少し落ち込んでいる。

ショートカットで薄いピンク色のパジャマ姿である。

父方の祖母の七回忌に出席する為、数年ぶりに田舎の本家に里帰りした。

従兄弟の真田泰明の「七回忌の晩に怪談をすると死者が蘇る」という言葉をきっかけに、開かずの間と呼ばれる和室で怖い話をはじめる。

泰明に対して憧れの気持ちを抱いており、

何かとバカにしてくる従兄弟の前田良夫を嫌っている。

当時は珍しかったサウンドノベルの単独の女性主人公。

同社の次回作に当たる学校であった怖い話S倉田恵美にも特徴などが受け継がれている。

性格

選択肢次第で対応や性格も多少変わるが、基本的には普通の少女。

彼女の内心が逐一語られるため、存在感はそれなりに強い。

ネタ的な選択肢では、踊りながら神託をしたり奇声を上げて退出したりと突飛なことをすることもある。

語り部との関係

泰明に憧れており、ことあるごとにアピールしようとする。

良夫からは淡い想いを抱かれているが全く気付いていない。

それどころか『従兄弟だなんて信じたくない』

『バカな良夫』などと内心で辛辣なことを考えている。

※主に良夫の小学生男子的な『好きな子をからかって構ってもらおうとする』態度が原因。

山崎哲夫に対しても「ただのぶらぶらしてるおじさん」とそれなりに手厳しい。

遠縁の鈴木由香里からは昔から可愛がられている。

良夫の母である前田和子との関係は極めて良好である。

藤村正美は普通の親戚のお姉さんというところ。

恋の行方

怖い話が主軸であるため恋愛要素はない……ようであったりする。

実はその主な相手は嫌っている良夫である。→良葉

良夫の想いが報われるかはプレイヤー選択肢次第。

甘い関係になることもあれば、せつない展開から不幸な展開、少々黒い展開など多岐に渡る(その多くはゲーム的にはバッドエンドであるが)。

泰明とは年齢差が大きいこともあり恋愛は全く進展しない。

というか、逆に彼に関わると文字通り首を絞められたりすることが多い。

哲夫とは稀に意気投合したりすることも。

風間望は本作では年齢の高さもあってか恋愛的な意味で絡まれることはないが、彼らしい距離感のなさで妙に親し気に接してくる。シナリオによっては交霊術によって脳内で話しかけられたり憑依されたり散々なことになることも。上手く撃退できることもあれば、うっかり死なせてしまうと言うレアなケースも。展開次第では前作の坂上修一同様えらい目に遭う。

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『晦-つきこもり』のプロデュースを務めた飯島健男(現・飯島多紀哉)氏は学校であった怖い話を主軸に据えたアパシーシリーズを立ち上げるに当たり、もしも改めて『晦-つきこもり』を自身が手掛けるとしたらという構想を語ったことがある(初出は同人誌『学校であった怖い話 応援本1』)。

その後はこれといって具体的な展開もなく、長らく知る人ぞ知るタイトルだったが、2022年に発売された鳴神学園七不思議において本作のシナリオが収録されることになった。

ちなみに舞台は1980年の庚申講を舞台にしており、鳴神学園に通う前田葉子が主人公。

登場人物は主人公以外刷新されており、基本的には別の世界線の物語というところである。

なお、鳴神学園七不思議には哲夫や正美・ヒナキちゃん等がそれぞれ単独でゲスト出演している。

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