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「うむ。だから、それになるつもりだ。世間にとっては怪人でも、君にとってのヒーローに」


「つきあいますよ、ちあき。うみの『みず』がぜんぶ『ひからびる』までは。それが『やくそく』で、ぼくの『ちかい』です」


概要編集

スマホアプリ、アイドル育成ゲームあんさんぶるスターズ!のキャラクターである、守沢千秋×深海奏汰の腐向けカップリングである。


千奏のタグのみを用いた投稿も多い。


関係性編集

二人とも夢ノ咲学園の三年生であり、流星隊という同じアイドルユニットに所属している。

ユニット内で二人だけが三年生であり他が一年生である事から、夫婦に例えられる事も多い。紅郎からは千秋が旦那、奏汰が奥さんとまで評されている。また、ユニットの後輩のことを「こどもたち」と称しており、自らお父さんやお母さんを自称することもしばしば。


周りに弱味を見せない千秋が弱音を吐いたり甘えたりできる数少ない存在が奏汰であり、メインライターの日日日氏いわく「千秋にとって奏汰は特別な存在」。(2015年時点のツイート)

「守沢先輩は深海先輩がいないとすごく不安になるみたいなんで……」とは翠談。


また、誰のことも基本的に苗字で呼ぶ千秋が下の名前で呼ぶのは奏汰だけであり、全ての言葉をひらがなで喋る奏汰が唯一カタカナで喋れる言葉が千秋に教えてもらった「ヒーロー」という単語だけであるなど、お互いだけの唯一が存在する二人でもある。


またスキンシップも多く、互いにハグする場面がやたら多い。


千秋にしては珍しく、奏汰の幼馴染の斑に対して「遠慮がない関係で妬けてしまう」という発言も。


「!」ストーリー編集

あんさんぶるスターズ!! Basicにて無期限無料公開中。

※おおまかなネタバレがあります。


雪花*流星のストリートライブ編集

  • クリスマスライブ「点と点/第五話」

冬の真っ只中、我慢ならず噴水に飛び込んでしまった奏汰が風邪を引いたことについて、千秋は見守っていなかった自身の落ち度だと語り、奏汰のことをよく理解している様子を見せる。

また、看病をされつつ、千秋に抱き着いたまま奏汰は寝てしまう。

ちなみに守沢千秋☆5カードのイラストは、千秋がタオルで奏汰の頭部を拭っている映り込みスチルになっている。

  • クリスマスライブ「星座図/第二話」

自分たちで行動する後輩たちのために基盤を固めるべく、二人で【イブイブライブ】の会場に残った千秋と奏汰。

「ふたりきりで『うたう』のは、久しぶりですね〜……ちあき♪」

「うむ! 若き日の、熱き血潮が蘇る! 歌おう奏汰、全力で!」




爆誕☆五色に輝くスーパーノヴァ編集

五人揃った流星隊として活動し始めたばかりの、初期の二人の関係性が見られる。

二人の関係性が掘り下げられている必見ストーリーである。

  • スーパーノヴァ「空転と努力/第二話」

千秋を話をつけた紅郎は、噴水で奏汰と遭遇する。

そこで『流星隊』の仲間のピンチに駆け付けなくてもいいのかと問いかけてくる紅郎に、奏汰は千秋が最近あまり自分の相手をしてくれないことに寂しさを感じていると明かす。

尚この際、奏汰との会話で紅郎は、

「じゃあ、何で『流星隊』に入ったんだよ。昔は誰とも馴れあわなかっただろうが、俺と同じようにさ」


守沢に惚れでもしたのかよ、あいつはなかなか男前だしな」

旦那が外を走り回ってんだ、奥さんが家のなかをきっちり守っとけよ


などと告げており、千秋と奏汰の関係を揶揄したり、二人の立ち位置を夫婦のように例えたりしている。


  • スーパーノヴァ「現実と神秘/第二話」

協力の転校生が書き直した企画書をみんなに配る千秋と受け取る奏汰。

「わぁ、『まぁかぁ』で『まっか』ですね。まっかっか〜、ちあきの『いろ』ですね〜♪」

千秋の担当カラーを目にするだけでこのご機嫌っぷり。


  • スーパーノヴァ「現実と神秘/第三話」

『流星隊』のメンバーで一通りライブの話をした後、嵐のように颯爽と立ち去る千秋に、落ち込んでいるわけではなかったのかと困惑する忍。

「ふふふ、『からげんき』ですよ。ちあき、『かっこうつけたがり』なので」

しかし、奏汰にはそんな千秋の心情もお見通しだった模様。


  • スーパーノヴァ「偽善と正義/第二話」

ようやく5人でステージに立つことができ、嬉し涙を見せる千秋に、奏汰の方もまた笑顔を向ける。


「つきあいますよ、ちあき。うみの『みず』が、ぜんぶ『ひからびる』までは。それが『やくそく』で、ぼくの『ちかい』です」

「うみは『しずか』で、やさしくて……。ちじょうは『いきぐるしい』ですけど、ここがぼくの『いばしょ』です」

「あなたが、つれてきてくれたんですよ」


  • スーパーノヴァ「エピローグ」

協力してくれた遊園地の関係者や英智に頭を下げている千秋を遠目に眺めながら、眠っている後輩たちを見守る奏汰。

(あぁいう『すがた』は、ちあき、『こどもたち』にはみられたくないでしょうしね……)


これも、千秋が格好つけたがりであることをよく理解している奏汰の気遣いである。


「……なぁ奏汰、おまえはヒーローが好きか?」

「俺が無理やり『流星隊』に引きこまなければ、おまえは……」


奏汰と二人で会話をする際ふと、奏汰たち『流星隊』の現役メンバーを自分の夢に付き合わせてしまっているのではないかと不安や負い目を吐露する千秋。

しかし、奏汰の返答に再び笑顔を見せる。


「『いや』なら、とっくに『きえて』ますよ。『うみ』の、『あぶく』みたいに」

「でも、ここにいます。まだ、ぼくはここにいますよ。だから、だいじょうぶです」

「まだ、ヒーローのことはよくわからないですけど。ぼくは、『りゅうせいたい』のことは『だいすき』になれそうです」


「ちあきが、みんなが、どんどん『だいすき』になってます……♪」

「そうか。俺も、大好きだ」


この後、流れ星に向かって「かわいいカノジョにお弁当を作ってもらいたい」とお決まりの夢を願う千秋に、楽しげにツッコミを入れる奏汰という形でストーリーは終幕となる。




暗躍!月影の風雲絵巻編集

  • 風雲絵巻「風雲児/第二話」

【風雲絵巻】のライブの最中、化け物扱いをされた孤独な過去、辛かった過去に思いを馳せながら、それでも『流星隊』という居場所で受け入れられて嬉しかったことを心中に語る奏汰。


「はずれてしまって、よぞらの『おほしさま』より『とおく』へ、おいやられて」

「だけど。そこまで、てをのばしてくれたひとがいます」


「その『てのひら』をにぎりしめたことを、『こうかい』はしません。あつすぎて、『こまっちゃう』ときもありますけど」

「つめたい、こおりのういた『うみ』にいたので……。よい『ぐあい』に、あったかいです」


奏汰の指す『てをのばしてくれたひと』への深い感謝が見える。




燦爛☆ホットなホリデーパーティ編集

  • ホリデーパーティ「第九話」

MV撮影終了後、忘年会として食事をする場面。

お肉ばかりを食べている千秋に、奏汰は好き嫌いしないよう注意をする。

「ちあき。『おにく』ばっかりたべてないで『おさかな』もたべましょうね〜。『やさい』もたべましょう、おのこしは『めっ』です」

「う、うむ。何度も言うようだが、ナスだけは勘弁してくれ!」




バトンタッチ!汗と涙の返礼祭編集

  • クライマックス「傍観者たち/第一話」

薫と千秋が卒業後の奏汰の心配をしていると、噂をすれば何とやら奏汰と遭遇する。

千秋に家の詳細を話していないことについて薫に言及された奏汰は、千秋に重たいものを与えたくない、知らないふりをしてくれる千秋の優しさを尊重したいと千秋を大事に想う気持ちを表す。


軽口もそこそこに、やはり“自分の問題”については軽くはぐらかそうとする奏汰に千秋は呼びかける。


「助けが必要だったら呼んでくれよ、奏汰。宇宙の果てでも海の底でも、俺がいつでも駆けつけるぞ」


「はぁい。それはもう、ほいほいよびますよ。ぼくは、いったことありませんでしたけど……」

「これでも、ちあきの『だいふぁん』ですから」


「なんの『りゆう』もなくたって、よんじゃいますので、あいにきてくださいね……『やくそく』ですよ、ちあき」


こちらの台詞は、後発のアクアリウムでの奏汰の言葉を彷彿とさせるやりとりになっている。

今はまだ遠慮がちな奏汰が、本当は千秋を頼りにしていることを当人に伝えたシーンとなっている。




お化けがいっぱい☆スイートハロウィン編集

  • スイートハロウィン「sweet home/第九話」

『お泊まり会』にて、みんなでホラー映画の鑑賞会をしている最中、退席していた奏汰に翠は、千秋のためにもあまりふらふら出歩くなと告げる。


「俺らはともかく、守沢先輩は深海先輩がいないとすごく不安になるみたいなんで……」


「ふふふ。ちあき、いがいと『あまえんぼさん』ですからね」


翠や『流星隊』のみんなが千秋を守り支えてくれるから大丈夫だと言いつつも、千秋の『あまえんぼさん』に関しては満更でもなさげ。


  • スイートハロウィン「let's party!/第二話」

『お泊まり会』にて、苦手なホラーを克服することのできなかった千秋に、奏汰はまた微笑ましげな反応を見せる。

「たまには『じゃくてん』をみせてくれたほうが、かわいいです。ちあきは、じぶんを『かっこよく』みせたいんでしょうけど」




ドロップ*遠い海とアクアリウム編集

本ストーリーに千秋は直接登場はしないが、家の事情で行方をくらましていた奏汰を心配し気に掛けるものの、奏汰に離れられてしまうことを恐れなかなか踏み込むことが出来ない千秋の様子がうかがえる。

  • アクアリウム「お友達も呼ぼう/第四話」

失踪した奏汰をあんずに任せながらも、心配や鬱屈を抱えたままであろう千秋を電話でケアしようとする斑。


実のところ千秋は、奏汰が『流星隊』に入る際に奏汰の家の事情には言及しないと約束させられていた。

その約束を律儀に守る千秋の心境を斑が察するには、千秋は自分が約束を破ることで奏汰が『流星隊』から離れていくことを恐れていると言う。


しかし、そんな千秋に斑は、奏汰の家の闇について「奏汰と付きあっていくなら、いつかは避けて通れなくなる」と助言を続ける。


「いつか覚悟を決めて自分から踏み込んでほしい、あの子のことが大事ならな」

「その際に見事にすべてを解決できるぐらい、でっかい男になるんだぞお……千秋さん。君にならできる」


「俺とか、他の誰にもできなくても君にならできる


相手を心から大切に思うからこそ、お互いに離れられるのを恐れている千秋と奏汰。

ここでの斑の言葉を経て、二人の今後の関係性がどう変化するのかは気になるところ。


  • アクアリウム「エピローグ③」

ひとまず家のことを片付け、引くほど心配している千秋のためにも『流星隊』の活動に戻ってほしいと斑は奏汰に告げる。

奏汰は『ヒーロー』で余計な気を遣うタイプである千秋の気質をよく理解しているものの、ようやく『流星隊』が千秋の理想通りに軌道に乗ってきた今、自分のせいでその輝きを曇らせたくないと気遣いを語る。

千秋と同じように、奏汰の方にもまた千秋に見離されることを恐れて遠慮してしまうきらいがあった。


でも。いつか、そのひがきたら……。ぼくはこころをこめて、さけびます。たすけてヒーローって……

「ちあきは、きっと『おおよろこび』でかけつけてくれます」


それでも締め括りはやはり、『流星隊』を居場所としている奏汰の、千秋に対する厚い信頼の言葉となっている。




対向!星合う夜の天球戯編集

  • 織姫と彦星「晴れ男/第一話」

体調を崩しドクターストップがかかっていた千秋と、家の事情で顔を出せていなかった奏汰だが、この回で揃って復帰するなりイチャイチャと抱擁し合う。

後輩の鉄虎と翠には「先輩たち、たまに仲良しすぎて気持ち悪いッス」「うん、暑苦しい……」とまで言われる始末。


さらに千秋に続いて奏汰まで姿を見せなかった理由というのが、

『どれだけ駄目と言ってもみんなのところへ行こうとする千秋を、奏汰が自宅に拉致監禁した』

という衝撃的なもの。


「ちあきが『いっしょ』にいてくれたから、ずっと『幸せなかんじ』でした」

ちあきさえよければ、ずっと『ぼくのおうち』でくらしてもいいんですよ〜♪


後述するように、家にいる間はかなり憂鬱だった様子の奏汰にとって、千秋の存在はかなり心の安らぎになっていたと思われる。


  • 織姫と彦星「エピローグ②」

自宅では自分とふたりきりのとき以外能面のような顔で過ごしていた奏汰が、ライブで楽しそうにパフォーマンスする姿を見、千秋は地上で人々ともっと近づくべくアイドル活動をする奏汰の想いを察する。


「だったら、俺はその願いを一緒に叶える。俺たちは『流星隊』、流れ星だ」

「七夕みたいに年に一度だけとは言わず、年がらじゅう願いを叶えまくってやろう」


「!!」ストーリー編集

ズ!!でもラブラブっぷりは健在。


二人とも『STARMAKER PRODUCTION』の流星隊に所属。

休日に2人で出かけて互いの好きな事をしあう(ほぼデート)ストーリーも。


メインストーリーでは失踪した燐音とニキをツーリングで追って連れ戻すという物語上かなり重要な役目を担う。

驚愕する周りを置いて二人の世界を作りマイペースにラブラブ合体技(元ネタ)を放つ姿が。


また、千秋がゲームセンターで偶然見かけたシロワニのぬいぐるみを「奏汰が好きそうだから」とプレゼントし、その貰ったぬいぐるみに奏汰は愛着を持って名前を付けて持ち歩き可愛がるというエピソードも。


誕生日限定ストーリーでは千秋が奏汰にイルカ型のクッションをプレゼントしたり、奏汰が魚料理を千秋に振る舞ったり、奏汰が千秋にお祝いのハグをおねだりするなど相変わらず仲睦まじい様子。



メインストーリー第1部編集

  • 第二百二話「Hostage」

【MDM】の会場に遅れて参戦した千秋と奏汰。

行方を眩ませていた燐音とニキをツーリングで捕獲してきた上、ちゃっかり乗り物での移動をも楽しんできている。


  • 第二百四話「Caricature」

ステージ上にて、二人は『流星隊』を脅かした『Crazy:B』への反撃として、突如ヒーローショウのような即興劇を始める。

そして劇中、かつてないほどの強敵に見立てた彼らを倒す手段として、二人で手を取り合い『流星隊』・マーブル・エクスプロージョンなる謎の合体技を放った。


メインストーリー第2部編集

  • サブマリン「ニライカナイ/第六話」

後輩たちが起こした騒ぎを聞いて駆けつけた奏汰のあまりの気配のなさに、「お化けみたい」と発言する翠。

するとすかさず、

「『おばけ』じゃないですよ〜。それだと、ちあきに『きらわれ』ちゃいます」

と奏汰。




交差する/モーターショウ編集

流星隊Nのリーダーとして弱みを隠さずに努力する鉄虎の様子を見て奏汰は「かっこつけてただけの『むかし』のちあきより、ずっとかっこいいですよ♪」と発言。

忍から「深海殿、たまに守沢殿に対して辛辣でござるな」と言われ、それに対して「ふふん、あいじょうひょうげんです~♪」と返している。

このようにズ!!になってからの二人はたびたび親しさゆえの気安さのようなものが見られ始める。


また、マヨイに懐かれる忍の様子を自分の千秋に対する様子と重ね合わせ、「変な子に好かれるところは忍は千秋に似ている」と発言。


  • モーターショウ「エピローグ」

こどもたちの成長のために鉄虎たちの活動に直接関わらず遠くから見守っていたものの、心配し当日の会場へ偶然を装って訪れた千秋。

奏汰はそれをあっさり発見し、万が一のために千秋が練習してきたことさえも見抜き、一緒にステージに立つよう促す。その際に


「それに、ちあきがたんに『いそがしい』からって、みんなと『きょり』をとるわけがありませんしね」

「あなた、さびしがりやさんのくせに」


「うう……。すまんっ、俺は自分に嘘をついてた!」「だが、俺が何でもやってあげていたらあの子たちが成長できないから!」


「はいはい、わかってますってば。たぶん―――あのこたちもね」


と、奏汰が千秋のことを深く理解しているところがうかがえ、まさにこどもの成長を見守る夫婦のようなやり取りを見せている。




変身!星々を繋ぐコメットショウ編集

  • コメットショウ「週末は水族館で/第一話」

奏汰が経営する『あおうみ水族館』にて、千秋と奏汰は待ち合わせをしていた。

待ち合わせ場所で待機していた千秋にご機嫌で飛びつき、その驚きようを奏汰は『びびり』だとからかう。

さらに奏汰のほっぺに青海苔がついていることを指摘する千秋と、相変わらず仲睦まじい様子が見られる。


また、

「俺がこういう一面を見せるのは、おまえにだけだ」

「おまえがいちばん、俺が何に憧れて成りたいと願っているか知っているはずだろう?」

など、千秋が奏汰に対しかなり信頼を寄せている様子がうかがえる。


奏汰に最近の自分のことを指摘され、自分には生まれつき完璧に振る舞う才能がないと嘆く千秋を、奏汰はフォローする。


うまれつき『かんぺき』で『さいきょう』なひとだったら、ぼくはちあきを『すき』になりませんでしたよ


「『ごきじん』のみんなみたいに、『おともだち』にはなれたかもしれませんけど」

「たがいをたすけあう、『なかま』にはなれませんでした。みんな『たりない』から『おぎないあう』んです、あなたがおしえてくれたんですよ」


そして、そんな優しい言葉に感動して抱きついてくる千秋を「あまえんぼうさんですね」と窘める奏汰。

スキンシップに飢えているのなら彼女でも作ったらどうかと尋ねる奏汰に、今の自分にはまだ早いと千秋は首を振る。


そして、


誰かと触れあいたくなったときは、奏汰がいるしな

「ふぅん、ぼくで『だきょう』するってことですか? べつにかまいませんよ〜、まいにち『おべんとう』とかつくってあげましょうか?

それも良いけどな。今はまだ、俺のほうが足りない」

「だから、そんなことをいってるうちに『おじいさん』になっちゃいますよ〜?」

「ふふ。おまえという友がいてくれるなら、これからずっと『老後』でも幸せそうなんだけどな」

「うう〜? おしいっ、もうひとこえ!」


という、一連のどこか意味深な会話が繰り広げられる。


また、後輩に酷な判断を押し付けることになる(”怪獣になろうとする”)千秋に、奏汰は「よりそう」と心の中で決める。


  • コメットショウ「週末は水族館で/第七話」

今度は『流星隊』での待ち合わせとなり、二人で水族館内に居た千秋と翠の耳に、あおうみ水族館のマスコットキャラ『かなてぃ』に扮した奏汰のアナウンスが流れ込む。


話題になりたくて色々と工夫を凝らした結果、語尾を付け足したり独特の言い回しを作ったりとイタい感じになってしまっているらしい『かなてぃ』の話を聞くも、千秋は「俺はカワイイと思うが」と零した。




彩星!全てを包むthe Universe編集

  • スーパーヴィラン「暗黒星/第一話」

忍の砕けた口調を真似る奏汰を、ちっちゃい子が真似すると叱る千秋。

「が〜ん、ぼくはかわいくないんですね」


「仙石は可愛いからいいんだ」と言う後輩贔屓の千秋にショックを受け、奏汰は忍へと泣きつく。


「本音では守沢殿も、深海殿は宇宙でいちばん可愛いと思ってるはずでござるよ」


千秋も上手くいかないことだらけの現状に余裕がないのだろうという忍の励ましを受け、再び期待を込めて千秋を見る奏汰。

そんな奏汰を、千秋は否定の言葉なく苦笑まじりに撫でてやった。


追憶*流星の篝火編集

数多くの伏線を示されながらも、ゲーム配信開始から約4年もの間、謎に包まれていた千秋と奏汰の関係。

その謎がついに明かされたのが、2019年3月31日に開始された流星隊の過去を描いたイベント「追憶⁎流星の篝火」である。現在はBasicで無期限無料公開中。


あらすじは「今より二年前。当時の『流星隊』が起こした問題行動の後始末のため、プールへやってきた千秋は底で蹲る奏汰を見つける。これはヒーローに憧れていた少年と、神様だった少年の出会いのお話。」

作中では千秋と奏汰の関係に終始焦点が当てられ、なんと全50話近くある。(ズ!!メインストーリー第2章までが約50話というとその壮大さが伝わるだろうか)イベントストーリーの中でも名作と名高いストーリーである。舞台化もされた。二人のこと知るには必見のストーリーとなっている。

ちなみにイベントの報酬として実装された二人の星5カードはそれぞれ千秋のカード名が「希望の星降る夜」、奏汰のカード名が「すくいのほしふるよる」と、対になっている。


守沢千秋とは。深海奏汰とは。流星隊とは。そして、「ヒーロー」とは一体何なのか。

とにかく最後までストーリーを読んで、その目で確かめてほしい。

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※以下ネタバレ編集




「それをぼくにおしえてくれたのも、ちあきでした。ううん……だいじなことはぜんぶ、ヒーローがおしえてくれました」


  • メテオインパクト「二年前、ヒーロー未満/第一話」

始まりは二年前の夢ノ咲学院。

所属する当時の『流星隊』のメンバーの蛮行の尻拭いをすべく、夜の学校で一人プール掃除をしていた千秋は、底のほうで蹲っていた奏汰と出会う。

「……ひ、ひぇっ!? な、何で急に、舐めっ!? ぞくぞくってした!」

どうやら初対面で、奏汰は千秋のことを舐めたらしい


水分不足で倒れてしまった奏汰に水を与えた千秋は、浮世離れした奏汰としばらく会話を交わし、ヒーローについて尋ねられたことで自分の現状についての不満を語ってしまう。

この後、恩返しに千秋の願いを叶えようとする奏汰によって、また一波乱起こるのだった。


  • メテオインパクト「一年前、ヒーロー失格/第二十一話」

生まれついた家系の仕組みによって、生き神として祀り上げられている奏汰は、自身のことを『神さま』だと信じていること。

奏汰が水をくれた千秋への恩返しのために起こしてきた奇跡は、すべて奏汰の持つ『神さま』の力ではなく、狂信者たちが信仰のために人為的に起こしたものだということ。


二年前、『流星隊』のメンバー三毛縞斑からそれらの事実を告げられ、これ以上踏みこむなと警告を受けた千秋は、もう二度と願わないことを決意をし、さらに進級してから『五奇人』の一人となった奏汰とも距離を置いていた。


しかし、生徒会による『五奇人』の討伐計画が始まってから、千秋は奏汰が人々の願いを叶えられなくなり、巷で詐欺師扱いされているという噂を聞く。

生徒会の策略により信仰を失い、孤独になってしまった奏汰が自分に助けを求めているかもしれないと考えながらも、何も名案の浮かばない千秋は無力感に打ちひしがれていた。


そしてある日、生徒会勢力の『紅月』が、『五奇人』深海奏汰に挑戦状を叩きつけたことで校内SNSの話題は持ちきりになる。

その日の夜、なんとライブ直前にもかかわらず海で溺れている奏汰を見つけた千秋は、慌てて救命を行う。


「『かみさま』じゃないなら、ぼくは、なんなんですか……?」

「わからない……。わからないのが『かなしい』です、だれに『しつもん』しても『おへんじ』してくれません。でも、ちあきなら」


「ぼくが『ねがい』をかなえたり、なにかを『あたえ』たりするんじゃなくて……。ずっと『あたえ』てくれた、ちあきなら」


『さびしい』という感情についてよくわからないでいた奏汰は、千秋と会えなかったことや千秋に見放されてしまったかもしれないと感じたことを『さびしい』と発言する。

そんな奏汰を、千秋は思わず抱きしめる。


「……うむ。ごめん、急に抱きしめて」

「いえ……。なんだか、『ぽかぽか』してきました。『さびしい』が、ゆっくり『きえて』るかんじです」


  • メテオインパクト「一年前、ヒーロー失格/第二十七話」

今まで誰にも抱きしめられることすらなく、それを不幸だとすら思わないような境遇で生きてきた奏汰を、改めて千秋は救いたいと考える。


「君もな。卑怯な言い方をしよう、もし俺と友達になりたいなら……」

「天の高みに座する『神さま』ではなく、俺のいるこの地上で生きる人間になってほしい」


「ううん! 俺が熱くしてやるっ、君を生かしてやる! いいや、一緒に生きていこう! せっかく出会えたのに、ここでお別れなんて嫌だ……!」


奏汰の言葉から『変身』というヒントを得た千秋は、自ら奏汰と共に奏汰討伐の舞台である【海神戦】へ向かうことを決めた。


ここで千秋は、歩き慣れていない奏汰をお姫さま抱っこして街中を駆け抜けている。


「歩くのが苦手って人魚姫みたいだなっ、こうしてお姫さま抱っこで運ぶのに相応しい……☆」


  • メテオインパクト「一年前、ヒーロー失格/第三十一話」

うむ。だから、それになるつもりだ。世間にとっては怪人でも、君にとってのヒーローに


【怪人戦】にて、怪人である奏汰の代わりに一人で戦いに出ることで、奏汰を救おうと考えていた千秋。

しかし、そんな千秋の考えを知った奏汰は、自分もヒーローとして千秋と共にステージに上がると告げる。


「行こう、深海くん。今から俺たちは、たった二人のヒーロー戦隊だ」

──『変身』!

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