概要
仲間の妖怪たちを守るため、輪廻に妖気を分けてもらい、半妖となった人間の少女セツナ。妖怪が見えることでうとまれ、村から追い出された過去を持つ。
ぷにぷに大辞典より
半妖セツナとは、妖怪ウォッチぷにぷにに登場した輪廻と深い関わりを持つ人物である。
輪廻の過去編に登場し、現代では故人となっている。
種族はプリチー族、ランクはZZ。必殺技は『刹那の華輪』(全消し&フィーバー中はその効果アップ)
過去
かつて、輪廻がフシギ族だった頃、複雑な家庭環境に嫌気がさした事で家族と決別し、行く当てのなく彷徨っているとエンマ大王の規定に反する不届き者が集まる妖魔界の市街、通称『吹き溜まり』という場所にたどり着いた時に出会い、友達になった。
当時はまだ人間で、名前は「セツナ」。
通常人間は普通妖怪が見えないはずだが彼女だけ妖怪を見れる類い稀なる特別な力を持っていた。
その異端過ぎる能力故にセツナは周囲の人からも親からも気色悪く見られ、人間とは友好な関係は築けなかった。そのため、行き場所を失ったセツナは『吹き溜まり』という場所妖怪を助け続けていた。
エンマ大王の規定で人間と妖怪がお互い友好に向かって歩み続ける中で吹き溜まりにいる妖怪も含めて反対する者もいたため、妖魔界で争いが起きた。
その反対するものとは、エンマ大王の理想郷を実現するために邪魔者は手段を選ばず排除する過激派組織「閻誅隊」である(独自で結成した組織なのでおそらくエンマ大王公認ではないと思われる)。
吹き溜まりにいた妖怪達を排除していき、リーダーである閻誅隊隊長とその部下達が特例な者と見て二人を排除すべく動き出した。
人間から半妖へ
地下避難所、そして地下水脈にいた部下をなんとか撒いたがこのままでは逃げるだけでは皆が殺されてしまうのを恐れ、戦えないセツナは輪廻の役に立ちたいと思い始める。昔「妖怪の力を人間に分け与えると妖力が使える」という情報を聞いていた。
しかし輪廻曰く「妖怪と同じ力を得られるが自分の身を滅ばす諸刃の剣」と拒否したが、セツナは「皆と生き延びたい、幸せに生きたい」と強く懇願。
彼女の強い意志に押し負けた輪廻は妖気を少し分けたことにより、セツナは、半人半妖の存在「半妖セツナ」として生まれ変わった。
最期
なんとか閻誅隊隊長を倒し、輪廻がトドメを刺そうとするが殺してしまうと輪廻も悪者になってしまうとセツナが止めた。
しかしその隙を見逃さす、閻誅隊隊長は最後の足掻きに刀でセツナの体を貫き、「エンマ様の理想郷にはいらぬ人間」と言い残して去って行ったのだった…
深い傷でセツナも生命が消え始め、助からないとセツナは察し、輪廻との出会いに感謝して最後に手紙を渡して彼女は亡くなった…
唯一の生き残りだった輪廻はセツナと吹き溜まりにいた妖怪達の無念、そして二度と悲劇を起こさないために自分は極悪な妖怪に成り変わり、閉じ込められていた極妖怪達を解き放ってエンマ大王に復讐する事を誓った。
最終的にエンマ大王への復讐は成しえなかったものの、最後は自分のやりたかったことをしたり、失くしたものを取り戻したり各々日常を取り戻した。
そして輪廻も、セツナが残した手紙を読んだことで前を向くのだった。
手紙の内容
ねぇ、輪廻。
あなたは覚えているかしら?
いつだったかあなたがしてくれた『輪廻』という言葉のお話…。
私ね、あのお話が大好きなの。
『輪廻』の意味は…『魂が時間も場所も越えて生まれ変わること』、そう教えてくれたね。
あなたは『永遠に続く苦しみ』って言ってたけど…
きっと繰り返すのは苦しことばかりじゃないよ。
だってね、もし生まれ変われたとしたら…また、あなたと出会えるかもしれない。
また、あなたとともだちになれるかもしれない。
そう考えたら、素敵でしょう?
だから、私
あなたの『輪廻』っていう名前がとっても好き!
それが伝えたかったの。
また会おうね。輪廻…
余談
名前のセツナ(刹那)が一瞬の短い時を表しているのに対して、輪廻は永遠の長い時を表している。
また、輪廻と出会った当初は、『輪』と呼んでいた(自身の名前を『永遠に続く苦しみ』と嫌っており、『輪』と名乗っていた)が、逃亡中に本当の名前を知ることになり、死に際に『素敵な名前だから(呼ばないと)もったいない』と、初めて輪廻と呼んだ。
ビーチサイドセツナ
サマー超ニャンボでは正史なら絶対にあり得なかった彼女の水着姿(ビーチサイドセツナ)を見ることができる。
種族はポカポカ族、ランクはなんとUz。
慣れない水着に照れながらも、早く輪廻に見せたくてソワソワしているらしい。
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