永遠に苦しみなさい
概要
CV:遊佐浩二
妖怪ウォッチぷにぷにから登場した極妖怪のトップに君臨する妖怪。
妖怪と人間の友好を唱えた張本人であるエンマ大王を心底嫌っており、囚われていた凶悪な妖怪達を解き放ち従え、自分を含めて「極妖怪」と名乗り、エンマ大王に復讐すべく妖魔界を襲った。
輪廻の能力
輪廻は名前に相応しい能力を持っていた。まさかの輪廻転生を他の妖怪に施せるのだ。
ある日妖怪達が転生する現象が発生。性格や性別に体のパーツなどほぼ別人レベルで変わっておりあのレジェンド妖怪すら転生してしまった。
案の定輪廻が関わっていたことが判明しているが、彼がこの転生を利用して何をしようとしていたのかは現在も不明。
各メディア展開
『妖怪ウォッチ!』の第15話、漫画版の『妖怪学園Y』にも登場。
アニメ
妖怪ウォッチ!の第15話『天下一妖魔武道会』に登場。
対戦相手は、なんとウィスパー!!
当然ウィスパーは全く勝負にならずボコボコにされた(耐久力がありすぎて全発技を喰らおうが、八つ裂きにされようが、木っ端微塵されようが、何事もなかったかのようにケロっとしていた)が実は間違いでトムニャンが対戦相手だった。
無謀な対戦かと思われたが、単純な殴りあいなら互角にやりあった。
その後、輪廻が時を止めて攻撃したことにより勝利。
なお、その後ジェリーの乱入によりアークを求められ輪廻はもみくちゃにされ、優勝者はジェリーになった。
漫画版『妖怪学園Y』
今作におけるラスボス。アニメ版には登場しない。
『ぷにぷに』との設定の相互点も多いため、混同には注意。
妖魔界を滅ぼした張本人。
作中では名前の通り輪廻転生して何度も蘇る妖怪だと思われていたが、実際には魂の状態で他人の肉体を乗っ取る能力と自身の魂のコピーを作る能力の持ち主。
これらの能力によって自身の複製のコピー&ペーストを繰り返すことで、あたかも何度も蘇っているかのように見せかけていたというのが真相である。
エンマ大王の手によって、自身の能力と妖怪としてのほぼ全ての力をYサークルに封印され、地下牢に幽閉されていたが、ひそかに作っておいた複製がバケーラを騙して怨霊界の王へと接近。怨霊王の肉体を乗っ取り、怨霊の軍勢を率いて妖魔界を攻め滅ぼした。
その際本体の輪廻も解放されるが、本体はコピー(怨霊王)を用済みとして始末してしまう。
そうして自身の封印された能力を取り戻そうと閻魔殿へと乗り込むが、ぬらりひょんの最後の抵抗としてYサークルは隠蔽され、さらに自身の命と引き換えに輪廻の能力を利用してエンマ大王とすべての妖怪たちの魂を人間界へと転生させた。
関連イラスト
関連タグ
過去
※2023年イベントストーリーのネタバレも含まれます
長年の謎だった輪廻の過去が判明した。この頃はエンマ族でもなくフシギ族だったことが判明。
元々は名家のある間柄に生まれた妖怪だったが輪廻曰く「借金を抱えて荒んだ家」と語っている。父は現実を見ず過去に縋る性格で母は家族も捨て家出、輪廻にとって決して裕福な家庭とは言えず、家庭環境に嫌気がさした事で決別。
行く当てのなく彷徨っているとエンマ大王の規定に反する不届き者が集まる妖魔界の市街、通称『吹き溜まり』という場所に着く。
そして、妖怪を恐れないとある不思議な女の子と出会う。
その女の子の名前は「セツナ」。
人間は普通妖怪が見えないはずだが、彼女だけ妖怪を見れる類い稀なる特別な力を持っていた。その異端過ぎる能力故にセツナは周囲の人からも親からも気色悪く見られ、人間とは友好な関係は築けなかった。行き場所を失ったセツナは『吹き溜まり』で妖怪を助け続けていた。
エンマ大王の規定で人間と妖怪がお互い友好に向かって歩み続ける中で吹き溜まりにいる妖怪も含めて反対する者もいたため、妖魔界で争いが起きた。
その反対するものとは、エンマ大王の理想郷を実現するために邪魔者は手段を選ばず排除する過激派組織「閻誅隊」である(独自で結成した組織なのでおそらくエンマ大王公認ではないと思われる)。吹き溜まりにいた妖怪達を排除していき、リーダーである閻誅隊隊長とその部下達が特殊な者と見て二人を排除すべく動き出した。
地下避難所、そして地下水脈にいた部下をなんとか撒いたがこのままでは逃げるだけでは皆が殺されてしまうのを恐れ、戦えないセツナは輪廻の役に立ちたいと思い始める。昔にセツナが「妖怪の力を人間に分け与えると妖力が使える」情報を聞いていた。
しかし輪廻曰く「妖怪と同じ力を得られるが自分の身を滅ばす諸刃の剣」と拒否したが、セツナは「皆と生き延びたい、幸せに生きたい」と強く懇願。彼女の強い意志に押し負けた輪廻は妖気を少し分けて半人半妖の存在「半妖セツナ」として生まれ変わった。
なんとか閻誅隊隊長を倒し、輪廻がトドメを刺そうとするが殺してしまうと輪廻も悪者になってしまうとセツナが止めた。しかしその隙を見逃さす、閻誅隊隊長は最後の足掻きに刀でセツナの体を貫き、「エンマ様の理想郷にはいらぬ人間」と言い残して去って行ったのだった…
深い傷でセツナも生命が消え始め、助からないとセツナは察し、輪廻との出会いに感謝して最後に手紙を渡して彼女は亡くなった…
唯一の生き残りだった輪廻はセツナと吹き溜まりにいた妖怪達の無念を晴らし、そして二度と悲劇を起こさないために自分は極悪な妖怪に成り変わり、閉じ込められていた極妖怪達を解き放ってエンマ大王に復讐する事を誓った。
最終的にエンマ大王への復讐は成しえなかった輪廻達極妖怪。
しかし、最後は自分のやりたかったことをしたり、失くしたものを取り戻したり各々日常を取り戻した。
そして輪廻も、セツナが残した手紙を読んだことで前を向くのだった。
手紙の内容については、半妖セツナの概要欄を参照。
余談
名前の輪廻が永遠の長い時を表しているのに対し、セツナ(刹那)は一瞬の短い時を表している。
また、セツナと出会った当初は、自身の名前を『永遠に続く苦しみ』と嫌っており、『輪』と名乗っていた。
セツナのことも名前ではなく、娘と呼んでいたが、彼女の死に際に初めて名前で呼んだ。
そして、仮にセツナが生まれ変わって、また会えたとしても、またこんなにも悲しい思いをするぐらいなら、もう会いたくないと決意している。