解説
日本で生み出された大道芸の一種である。
正確には「南京無双玉すだれ」で、南京にもない玉のようなすだれという意味になる。
原型となったのはこきりこ節でおなじみのささらで、こきりこ節の伴奏に使われていたのが独立して、大道芸として旅芸人が演じるようになった。
旅芸人の他にはこきりこ節発祥の地と同じ越中国(今の富山県)の富山の薬売りが演じている。
その時の前口上のひとつが「唐人阿蘭陀南京無双玉すだれ」で、前述のように芸の名前の由来となった。
芸の内容は、独特な口上と軽快なリズムに乗せて、竹製の専用のすだれを釣竿や橋などの形に見立てて操るものである。
見立てられるものには釣り竿や阿弥陀如来などがある。
ただし口上を述べる際は、”なん”の部分にアクセントをつけてはならない。
関連タグ
大道芸
高木ブー:ドリフ大爆笑の雷様のコントで披露したことがあるが、いかりや長介から前述のアクセントの付け方を注意されていた。