一般用例
- 口頭で述べること。またはその内容。もしくは口で言う型にはまった挨拶の言葉。
- 口のきき方。ものの言い方。
- 歌舞伎・浄瑠璃などの興行で、役者または興行主が、観客に向けて舞台上から述べる挨拶のこと。現在は初舞台・襲名披露・追善興行などの際に行われる。
1.に関する用語
- 前口上(まえこうじょう):本題に入る前に述べる言葉。前置き。
- 逃げ口上(にげこうじょう):罪や責任を逃れるための言い訳。逃げ口。
3.に関する用語
- 切口上(きりこうじょう):その日の興行の最後に楽屋頭取や座頭が、「まず今日(こんにち)はこれ切り」と舞台上で述べる口上のこと。転じて一語一句ずつ区切りをつけてはっきり言うことや、改まった堅苦しい口調も意味する。
- 口上役(こうじょうやく):口上を述べる人のこと。
口上に関するその他
- 落語の『居酒屋』:口上を「くちうえ」と読むくすぐりがある。